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稲森佑貴はショット安定で2位「コース戦略をするだけ」

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 3日目(17日)◇紫CCすみれコース(千葉)◇7317yd(パー70)

8位から出た稲森佑貴が4バーディ、2ボギーの「68」でプレーし、通算4アンダー2位で最終日を迎える。早朝から雨が降り続けた3日目は、正午の時点で気温11.8度。過酷な一日に「自分でもアンダーが出るとは思っていなかった」と驚く様子を見せた。

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稲森は昨季までで5年連続フェアウェイキープ率1位。この日も出場選手では1位の85.7%、3日間通じても1位の78.6%と堅実なゴルフを見せる。

前半5番でボギーを先行させたが、すぐさま6番(パー3)でバーディを奪取した。さらに12番では残り240ydの2打目がグリーン左手前にある池に一度入ったものの、跳ねて前へ。結果的にボギーとなったものの「奇跡に近い」と笑みを浮かべた。

続く13番ではバーディと、またもやバウンスバックを決めた。「良くてイーブン、悪くて2オーバーだな」と予想していたスコアを上回り、「自信になりますね」と満足げな様子を見せた。

あすは自身5回目の最終日最終組を迎える。過去4回のうち、優勝を飾ったのは2018年の今大会(横浜CC)のみ。26歳16日での大会2勝となれば、セベ・バレステロス(スペイン)の21歳210日、浅見緑蔵の23歳73日に続く3番目の若さ。「順位は見ちゃうだろうけど、コース戦略をするだけ」。虎視眈々と逆転優勝を狙う。(千葉県野田市/石井操)

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