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“専用打席”でウォームアップ 今平周吾が厳戒態勢の中でプレー

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 初日(19日)◇フェニックスカントリークラブ(宮崎)◇7042yd(パー71)

スタートの約1時間前。大会車両に先導されながら、今平周吾はみずからがハンドルを握り、専用車で練習場に登場。他の選手とは違う出入り口から練習場左端に仕切られた“今平専用打席”に入って、ウォームアップをスタートさせた。

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新型コロナウイルス感染拡大を防止するための適切な防疫処置を取れば14日間の自主隔離を免除される“アスリートトラック”が適用された。海外メジャー「マスターズ」から帰国後すぐの今大会に出場が可能となった。

「(同組の選手たちと)2m離れるのは意識していました」という今平だが、「クラブハウスに入れないとか、トイレ(の建物)にも1人じゃないと入れないとか、ボールを手渡しできないとか、いつもと違うなと思いました」と、慣れない序盤は周囲に気を遣いながらのラウンドとなった。

今平には日本ゴルフツアー機構(JGTO)と大会から1名ずつ、さらに警備員2名が付く厳戒態勢。1オン狙いが可能な前半13番(332ydパー4)では、前組のプレーを待つ間にティイングエリアに置かれたベンチに腰を下ろしたが、近くに座っていた同ホール担当のボランティアが距離を取るために移動させられるのをみて、逆に自身が立ち上がって離れることも。そのベンチは、今平が立った後にスタッフが丁寧に消毒し、帯同する柏木キャディも毎ホール手に消毒液を吹き付けられて「指紋がなくなりました」と苦笑いした。

前日に新幹線とハイヤーを使って約9時間の移動。プレー自体について今平は「フワフワしていたし、前半はなかなか身体が言うことを聞いてくれなかった」と、普段はほとんど出ることのない1Wショットの左へのミスが続き、2ボギーが先行した。

それでも、後半は3バーディ(1ボギー)と巻き返して、イーブンパーの44位。時差ボケや身体の疲れも「意外に大丈夫かな」とたくましく、「あすからどんどん攻めていきたい」と意気込んだ。

「普段なら2週間の隔離があってゴルフができない状況だけど、こうやって大会に出させて頂いて楽しいです。良い環境を作って頂いて、気持ちよくラウンドできています」と周囲への感謝を口にした。柏木キャディも「最初はめんどくさい気持ちもあったけど、来年のオリンピックなど今後のことを考えて前向きにやっていこうと思います」と煩雑な作業もポジティブに受け止めた。(宮崎市/今岡涼太)

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