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オーガスタ制覇・梶谷翼を担いだことも アマ中島啓太が3位浮上

◇国内男子◇東建ホームメイトカップ 2日目(16日)◇東建多度カントリークラブ・名古屋(三重)◇7081yd(パー71)

アマチュアの20歳・中島啓太(日体大3年)が1イーグル6バーディ、1ボギー1ダブルボギーの「66」で回り、通算8アンダーに伸ばして首位の金谷拓実と2打差の3位に浮上した。ホールアウト時点では単独首位に立ち、「(前半11番の)ダボを引きずることなくできて、良かった」と息をついた。

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前半インをパープレーで終えると、折り返し後に猛チャージを見せた。4番でバーディを奪い、続く5番で残り105ydの2打目をピン左手前に着弾させ、カップインイーグル。6番はピン奥9mを沈めてバーディとし、3ホールで4つ伸ばした。3日目は大雨の予報で「(前半は)この2日間でスコアを伸ばしたいと思いすぎて、力んでいた」と振り返った。

「アマチュアの試合もレベルが高い。もっと経験を」と大学卒業までプロ転向を考えないという中島。ナショナルチームの先輩、金谷に続くレギュラーツアーでのアマ優勝、昨年11月に輝いた世界アマチュアランキング1位の奪還(現在11位)を当面の目標に掲げる。さらに「アジアパシフィックアマ」(コロナ禍のため今年の開催は未定)を制して、「マスターズ」に出場したいという思いもある。

松山英樹のマスターズ制覇に先立って「オーガスタ女子アマ」で優勝した梶谷翼(兵庫・滝川第二高)のキャディを、2019年の「オーストラリア女子アマ」で務めた。「あのとき負けて2位で悔し涙を流した翼ちゃんを見たこともあって、(優勝は)すごい刺激を受けた。かっこいいなって」。松山の優勝にも「感動した。自分にも世界中のゴルフファンに応援されたいという夢がある。かなえたい」と胸を膨らませた。

ナショナルチームの海外遠征で「風や雨が強いコースでもプレーしている」と、悪天候に苦手意識はない。「どんな状況でも気持ちで負けないように。強い気持ちでいきたい」と3日目(※)に向けて意気込んだ。(三重県桑名市/石井操)

(※)出場選手の新型コロナウイルス陽性判定のため、第2ラウンド終了後に大会3日目は中止が決まった

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