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日本ツアーから東京五輪圏内 ジンバブエ&タイ代表の思いは

◇国内男子◇アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ 初日(13日)◇相模原ゴルフクラブ 東コース(神奈川県)◇7298yd(パー72)

コロナ禍に見舞われ、連日議論を呼んでいる東京五輪開催の是非。国際色豊かな日本ゴルフツアー機構(JGTO)のメンバーには、代表圏内につけている選手が3人いる。まずは松山英樹に次ぐ日本勢2番手の金谷拓実。そして、ガン・チャルングン(タイ)とスコット・ビンセント(ジンバブエ)の2人だ。

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タイ勢2番手(世界ランキング209位)のチャルングン、ジンバブエ勢トップ(同255位)のビンセントとも、国内では後続を大きく引き離しており、他国の選手のランキング動向をにらみながらのレースとなっている。

しかし、何より気をもむのは新型コロナウイルスの感染拡大状況。ビンセントは「オリンピックに出るのは自分の夢」とした上で「これは大きな問題が関わってくること。セーフティ・ファーストだ」と強調した。

ゴルフやテニスのようにメジャーやグランドスラムといった最高の栄誉をかけた舞台が確立されている競技において、オリンピックの位置づけは難しいとされる。ジンバブエ代表として「ワールドカップ」などにも出場してきた28歳は持論を語る。「僕にとってはどちらも違う意味で大きな価値があり、特別。メジャーは個人の比重が大きい。オリンピックは国を背負って戦うものだから」

オリンピックへの本気度は、具体的に描くスケジュールにも表れている。今は日本の2021年初戦となった4月「東建ホームメイトカップ」から6月「日本ツアー選手権」まで続く8連戦の真っただ中。この連戦で五輪切符を確定させてからジンバブエにいったん戻り、コーチと調整。五輪男子ゴルフが開幕する7月29日の2週前には再び日本へ入るプランを練っているという。

普段から日本で戦っていることもあり、開催されるのなら出場に迷いはない様子。「タイではオリンピックはすごく大きなイベント。メジャーと同じくらいの目標として捉えている。出られるなら、とても名誉なこと」と話したチャルングンも同じくうなずいた。(神奈川県相模原市/亀山泰宏)

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2021年 アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ



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