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“ツアープロ日本一”決定戦にアマ初参戦の舞台裏

◇国内メジャー◇日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills 事前(2日)◇宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)◇7387yd(パー71)

2000年にスタートしたツアープロ日本一を決める大会に初めてアマチュアが出場する。「世界アマチュアゴルフランキング上位50位以内で、出場意思のある日本国籍を有する上位3名」の資格を新設。これにより、日体大の中島啓太、東北福祉大の米澤蓮杉原大河がフィールドに名前を連ねた。

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田島創志ツアーディレクターは「『ツアー選手権』にアマチュアを出場させてはどうかという議論は、ここ10年くらいありました」と経緯を語る。そもそも、ツアープレーヤーのために立ち上がった試合。一方で「世界で戦えるアマチュアが増えてきた事実を受け止め、(日本ゴルフツアー機構が)主管しているトーナメントの中でも最高峰の難度の試合で、それに耐えうるアマチュアを出場させるのはありなんじゃないか」というのが“推進派”の意見だった。

実現にあたっては、129人の出場人数を132人に“増枠”することにこだわった。「森ビルさん、宍戸ヒルズさんのご協力でツアープレーヤーの枠を削ることなく、アマチュアの出場を認めていただいた」。資格を満たすアマチュアがいなければ、増えた3つのイスもプロに還元されると強調する。

かねて議論されてきたとはいえ、正式にアマ3選手の出場が決まったのは大会まで2週間を切ったころ。「アマチュア選手の中にも『プロの出場枠を削ってまで出るのであれば…』という葛藤はあったように思う。プロの枠を削るわけではなく、それ(参戦)に耐えうる(ハードルの)新たな出場資格ということを理解してもらった」。プロとアマ、双方に配慮しての決定には時間を要した。

2020年と統合されたシーズン7試合目のツアー登場となる中島は「この試合はプロゴルファーの方のためのビッグトーナメントであって、メジャーだと思っていた。まだ学生、アマチュアという立場で出場させていただける。会場にいらっしゃるすべての方に感謝しながら、一週間を過ごしたい」。ひと味違う重みをかみしめるように話し、「チャンスをいただいたからには、しっかり出し切りたい」と気合を入れた。(茨城県笠間市/亀山泰宏)

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2021年 日本ツアー選手権 森ビル杯 Shishido Hills



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