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3連勝の前にそびえる男体山 木下稜介は60㎝を外してつまずいた

◇国内メジャー◇日本プロゴルフ選手権 初日(1日)◇日光カンツリー倶楽部(栃木県)◇7236yd(パー71)

日光カンツリー?楽部のグリーンは、西にそびえる標高2486mの男体山(なんたいさん)の影響を受けるという。木下稜介の3連勝の壁にさっそくなったのは、スタートホールの60㎝のパーパット。「ティショットもセカンドショットも完璧に打てた」という10番でパーオンから3パットを喫してボギー発進にした。

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これだけでは終わらない。続く11番でも3パット、12番(パー3)はパーオンを逃して3連続ボギーの滑り出し。「(出だしで)気持ち悪さが残ってズルズルいってしまった」。15番で最初のバーディを奪っても心は晴れず、「パッティングが18ホール修正できなかった。オーバーしたかと思えばショートもするし、グリーンのスピードもいまいち分からなくて」と3オーバー103位の出遅れを嘆いた。

「練習ラウンドではそこまで意識せずにやっていたが、試合になって山からの傾斜や芝目が読めず苦しかった」。ホールを進めるごとにストロークにも影響し、この日は結局36パットを要した。

日本人選手として初めて、ツアー初勝利からの2連勝を達成したのが前週「ダンロップ・スリクソン福島オープン」。今週は2001年の片山晋呉以来20年ぶりとなる出場試合3連勝がかかる。その期待を平日のうちにしぼませるわけにはいかない。谷口徹からは「優勝した次の試合で予選落ちをしたら意味がない」とゲキを浴びている。(栃木県日光市/桂川洋一)

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