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119ydをカップイン イーグル奪取にも石川遼は「“スッキリ度”高くない」

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2日目(27日)◇芥屋GC(福岡)◇7210yd(パー72)

キャディバッグから引き抜いたパターは、次のパットを打つためではなく、グリーン上の打球痕を直すため。後半14番、石川遼は第2打を放つと悠然と歩きだした。ティショットを右に曲げ、残り119ydをロフト52度のウェッジショットはグリーンセンターから転がり、カップに消えた。

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上位に食い下がるためには大きな価値があるイーグル。前の13番(パー5)でも右ラフから背後に木が立つ場面、フェアウェイウッドで2オンさせバーディを奪っていた。

最終18番(パー5)のバーディで「69」。首位とは5打差の5アンダー、47位から17位に順位を上げたが、ホールアウト後は不満顔だった。イーグルの2ホール後、16番の2打目が痛かった。ボールは「あそこには外したくはない」というグリーンからはどんどん離れていってしまう左手前のエリアへ。ロブショットでピンそば1.5mに寄せた直後のパーパットを外し、続く17番(パー3)は5Iでのティショットをバンカーに入れて2連続ボギーをたたいた。

ロースコアにつながる流れを作れず、「内容的に“スッキリ度”はそんなに高くない」と課題は依然として多い様子。ショットの乱れから後半は前の組との間隔が空き、プレーを急ぐ時間帯もあって「なかなか自分のゴルフができなかった」と反省した。

「またあしたも頑張ってスイングをやり切ることを楽しみにしている。淡々と一打一打、向き合っていく。ハマらない時にもいいプレーを目指していきたい」。6月の「ミズノオープン」(第3ラウンド)以来のイーグルにも冷静だった。(福岡県糸島市/桂川洋一)

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