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「圧はかけてないけど…」金谷拓実は中島啓太の“置き土産”に感謝

◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 2日目(1日)◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd(パー71)

金谷拓実がボギーなしの6バーディ「65」で通算8アンダーまで伸ばし、首位と3打差5位の好位置につけて決勝ラウンドを迎える。

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「ノーボギーでプレーできたのはすごく良いこと」と充実感たっぷりのラウンドになったのは、前半のガマンがあったから。2つ伸ばして迎えた6番から3ホール連続で1パットパーを拾った。「アプローチだったり、バンカーショットでしっかり寄せてセーブできたから、流れを崩さずに後半も良いプレーができた」と振り返る。

後半は風も強くなる中で「(全体として)トリッキーなホールが多いので、より無理をしないこと。イメージが悪いなら、ひとつ番手を下げてでも良いイメージが打てるように心掛けています」。手前からの攻めを徹底し、リスクを減らした上で4バーディを追加した。

初挑戦となるコースだが、事前の練習ラウンドは開幕前日の水曜日のみ。ただ、その日一緒に回った中島啓太(日体大)が、前日火曜のチェックで得た情報を共有してくれた。2人そろって出場するときは、時間を合わせて練習ラウンドを行い、手分けしてコースの情報を収集するのが恒例となっている。

今回は金谷の会場入りが開幕前日になった分、共同作業の時間が1日減った形だった。「別に“圧”はかけていないんですけど…」と笑いつつ、「彼が『どうぞ』と見せてくれた。すごく助かっています」と感謝を口にした。

その中島は腰痛で2日目のスタート前に無念の棄権となり、「アジアアマとかも控えているし、(大事をとって)良い選択をしたんじゃないかと思う」と思いやりをのぞかせた。“置き土産”のコースメモは、週末の優勝争いでもきっと役立つ。(愛知県みよし市/亀山泰宏)

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