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夜の楽しみは「アジアアマ」中継 金谷拓実は得意パターンで3差最終日

◇国内男子◇マイナビABCチャンピオンシップ 3日目(6日)◇ABC GC(兵庫)◇7217yd(パー72)

ゴルフ場を離れると、今週は気持ちが中東へと飛ぶ。アラブ首長国連邦で開催中の「アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権」。インターネット中継を毎日観ている金谷拓実は、大会3日目の中島啓太(日体大3年)の戦いぶりに思わず驚いた。「相当気合が入っている。すごい根性が入っている。『どしたんや…』と」

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中島は3日目を終えて世界アマチュアランキング1位の看板通りの活躍を見せ、単独首位で6日(土)の最終日へ。金谷は他の5人の日本勢にも「優勝のチャンスがある。誰かに勝ってほしい」とエールを送りつつ、ジュニア時代からぶつかり合ってきた21歳については格別の思いがある。

2010年から連覇した松山英樹に次ぎ、日本勢2人目となった18年大会のチャンピオンは後輩に負けじと、自分の主戦場でムービングデーに順位を上げた。26位から7バーディ、1ボギーの「66」をマークして通算10アンダー。首位とは3打差で最終日に向かう。

ルーキーイヤーの今季は最終成績のトップ10が11回あるのに対し、第1ラウンドをトップ10で終えたのは5回。スロースターターぶりは自認するところだ。それでいて予選カット前の平均スコアが全体1位(68.67)という事実に「不思議です。手ごたえはないけど…」と首をひねるが、裏を返せば後半にかけての巻き返しはホンモノだ。

「初日からもっと良いプレーをしたいと常に思っているけれど、予選さえ通れば、最後には上位にいるかなという自信はあります」

就寝時刻の前に勝負が決まりそうなドバイでの大一番。「楽しみに見ます」。結果がどうあれ、最終日は先輩としての戦いぶりで締めくくる。(兵庫県加東市/桂川洋一)

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