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「最後やっちゃった」久常涼 18番のドラマは週末に持ち越し?

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 2日目(12日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70)

久常涼が昨年までテレビで見てきたこの大会は、決まって最終18番でしびれる展開が待っていた。

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「みなさん、最終ホールで劇的なイーグルで終わったりするのが頭に残っていた。ティショットが右サイドに行っちゃうなっていうのもありましたし、そういうドラマが起こるコース」。大会初出場の19歳も、フィニッシングホールが演出するドラマの一端を味わった。

右ラフからのセカンドが池につかまり、水しぶきを上げた。「(ライは)微妙な感じで、迷いながら打ったのが良くなかったのかなと思いますけど、あんまり思い出したくないです…」。17番(パー3)から上がり2連続ボギーに表情が曇る。「今日は悪い意味で最後にやっちゃったので。まさか自分がやっちゃうとは思わなかったので、なんか笑っちゃいたいです…」と分かりやすくへこんでいた。

それでもトータルでは連日の「69」にまとめ、首位と2打差の通算2アンダー5位につける。初日にフィールド1位の83.33%(15/18)を記録したパーオン率は2日間を通じて全体3位の75%(27/36)。飛距離300yd超の1Wでアグレッシブに攻めるスタイルで下部AbemaTVツアー賞金王に輝いたが、セッティングがシビアになるレギュラーツアーに昇格してからはティショットをアイアンで刻んでチャンスにつなげる冷静なマネジメントも引き出しに加えている。

「上がり方はすごく悔しかったけど、切り替えて、あと2日間、優勝を目指して頑張りたい」。週末こそ、テレビで見てきた歓喜のドラマの主役になる。(静岡県御殿場市/亀山泰宏)

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2021年 三井住友VISA太平洋マスターズ



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