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木下稜介「稲見選手は大丈夫…」な賞金レース 残り3戦で逆転なるか

◇国内男子◇ダンロップフェニックス 初日(18日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

賞金ランキングでトップを追う立場になったのは5週ぶり。約141万円差で金谷拓実を追う木下稜介が久々にうなずいた。前週の「三井住友VISA太平洋マスターズ」が終わるなり、月曜日(15日)に横浜市内で奥嶋誠昭コーチのレッスンを受けて宮崎入り。「その成果がきょう少し出てくれたかな」と振り返った。

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6バーディ、1ボギーの「66」はタッチが合うグリーン上でのプレーと、復調の兆しがあるショットがかみ合ったもの。残り150ydの2打目をピンそば1mにつけた後半2番から3連続バーディを奪うなど、首位と3打差の5アンダー6位で滑り出した。

「腰が止まって手で力任せに振るようになってしまっていた」というスイングを、下半身を使うドリルをこなして修正してきた。遠征中はスマートフォンを介した映像やメッセージでのやり取りが多いコーチからの直接指導は約1カ月半ぶり。「動画だけではわからない部分が多い。頭の整理ができた」と納得できた。

同じ奥嶋コーチに師事する稲見萌寧が女子ツアーで賞金女王戴冠を間近にしている。「ふたり同時に賞金王を獲れれば喜んでもらえる」というのは用具契約を結ぶブリヂストンスポーツも同じ。

「稲見選手はたぶん大丈夫。あとは僕次第…」と木下。「残り3戦はきょうみたいなプレーができれば賞金王を獲れると思う。いかに平常心でできるかが大事。賞金王になって、世界ランキングを上げてマスターズにお世話になっている方と一緒に行くのが目標」。視線はその先にも置かれている。(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

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