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参考にしたプロは誰? 秋吉翔太は開幕前日の練習場で気づき

◇国内男子◇ダンロップフェニックス 2日目(19日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

ふるさとはお隣の熊本、大会を主催するのは契約先の住友ゴム。宮崎に持ち込んだモチベーションはたくさんある。ツアー2勝の秋吉翔太はトップタイから5バーディ、3ボギーの「69」で回り、通算10アンダーとして単独首位に立った。

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賞金ランキング55位、トップ10は2回というシーズンはこの秋に難所を迎えていた。9月の「パナソニックオープン」の直前にあばら骨を痛め、2日目に途中棄権。「ハーフは回ったけれど、パー5で残り240ydを狙った2打目でダフって、170ydくらい残った。キャディに『もう、やめとけ』と言われて…」。MRI検査の結果、肋骨挫傷と診断されその後2試合を欠場した。

もともと股関節付近が硬く、疲労がたまると可動域が制限される傾向が強いという。「若い時はそれでもなんともなかったけれど、30歳を過ぎたら結構“来る”」。7月に31歳になった。今大会直前、今季契約したトレーナーと改めて話し合い、ケアとウォーミングアップの種類や強度を変えたところ。身体のコンディションが整い、ショットにキレが戻ってきた。

さらに開幕前日にも気づきが。「岩田寛さんのスイングを見ていて、振り切って、フォローがすごく長いという印象を受けた」。負傷と不調でおのずと小さくなっていたスイングを修正。「フォロースルーを高く、大きく」。第2ラウンドは「3mくらいがよく入ってくれた。久々の良い位置で緊張もあって、フワフワしたけれど後半に少しずつ状態を取り戻せた」とスキのない一日に納得した。

同じ住友ゴム契約で、体型もよく似た塚田陽亮と予選同組でプレー。ウエアをそろえてティオフし、この日は他メーカーと契約する池村寛世も試合中に着替えさせ、途中から3人が黒いシャツに白いパンツというおそろいのコーディネートに。ファンの目をひいた。歴代勝者のうち、「スリクソン」のロゴが優勝写真に納まったのは2014年の松山英樹が最後。ホストプロとしての最高の結果で恩返ししたい。(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

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