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父親世代からのエールと同世代とのバチバチ 古川雄大は1打差2位で週末

◇国内男子◇ダンロップフェニックス 2日目(19日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

親子ほど年齢の離れた選手同士が、競い合い、励まし合うのがゴルフの魅力でもある。24歳の古川雄大の父は56歳だという。かくして、隣を回る谷口徹は53歳。サングラス越しの大ベテランの目に、通算9アンダー2位でのプレーを刻めたのがうれしい。

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福岡県出身でフェニックスCCは大学4年時に「九州アマ」で回った経験がある。初出場でも「地の利を生かせた」と胸を張った。頭にあるマネジメントは「行きたくなる気持ちが出るが、フェアウェイキープをして外してはいけないほうに外さない。本当に基本的なことをミスしないように」と堅実そのもの。出だし1番からOKパットでバーディを奪い、ノーボギー「66」でプレーした。

チャンスを逃し続けたバックナインは最終18番(パー5)で右サイドのバンカーから4UTで2オンに成功。2パットで5つ目のバーディを奪ったが、これはよくよく振り返れば、谷口も目を光らせた反省点でもある。「その前に4ホール連続でバーディパットを外して、どうしてもバーディが欲しくなっていた」。2打目は「確率的にはギリギリ。バンカーのあごに当たるか、木に当たってトラブルになるか」というギャンブル。2日目時点の選択として正しかったのか。ホールアウト後の議題になりそうだ。

1997年10月生まれは、金谷拓実の1つ上の学年。ツアー初勝利を追う身としては、同世代の活躍が大きな刺激。5月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品」で初タイトルを手にした片岡尚之は練習ラウンドをともにする仲で、「リーダーボードに片岡の名前があって、負けたくない!という思いから力んでしまいました」と言うほどだ。

それは相手も同じ。視線を預けられた8アンダー3位につける片岡も「毎回確認します。良いスコアで回っていたので、負けてられないなと。ゴルフ中はライバル。終われば友達。毎日高め合っている」と火花を散らす。若手が束になってベテランに襲いかからなければ、世代交代は進まない。(宮崎県宮崎市/桂川洋一)

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