ゴルフパートナー PRO-AMトーナメント 2日目リーダーボード
2022年 ゴルフパートナー PRO-AMトーナメント
期間:05/19〜05/22 場所:取手国際GC(茨城)
「平成の怪物」と同組を射止めた! 岡田絃希のドキドキのスタートまで
◇国内男子◇ゴルフパートナーPRO-AM トーナメント 3日目(21日)◇取手国際GC(茨城県)◇東コース6804yd(パー70)
『平成の怪物』の後ろ姿を見て、誰もが一度足を止める。元メジャーリーガーで日米通算170勝の松坂大輔氏の登場に、週末の取手国際はにぎわいそうだ。
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「あと一組ずれていたら…一緒に回りたかったな」と、名残惜しそうに背中を見送った浅地洋佑。成績順で決まったグルーピングは、松坂氏の一つ後ろに組み込まれた。誰もがうらやむ注目組を射止めたのは、24歳の岡田絃希(げんき)。第2ラウンドを終えて携帯を見ると、メッセージがたくさん入っていた。「予選通過おめでとう!とかじゃなくて『いい組に入ったね』って」と、思わぬ形で注目を集めることになった。
前日は、自身の準備もそこそこに松坂氏の下調べに時間を使った。「ほかの競技のプロで、しかも一流の人と回るチャンスはきっともう二度とない。すごく楽しみです」と動画サイトでプレーの様子やスイングを研究しながら一晩を過ごした。
ドキドキで迎えた3日目の朝。練習場で松坂氏が2つ隣の打席に来ても、「ドライバーを打ち終わったら、挨拶に行きます…」となかなか勇気が出ない。「後ろから見ても分かる筋肉。身体が大きくて、すごい」。現役時代の活躍は直接目にしていなくても、世界を魅了したトップアスリートの偉大さは知っている。やっと対面できたのはスタート前の練習グリーン。礼儀正しく頭を下げると、「これで、ミッション完了です」とほっと胸をなで下した。
松坂氏を前に打った朝イチのティショットは、しっかりフェアウェイをとらえた。普段とは異なる緊張感に包まれながら、平成の怪物に飲まれない活躍を目指してドキドキの一日がスタートした。(茨城県つくばみらい市/谷口愛純)