久常涼 プロフィール
2022年 ~全英への道~ミズノオープン
期間:05/26〜05/29 場所:JFE瀬戸内海GC(岡山)
地元で初の海外メジャー切符狙う久常涼 清水大成は「早く世界を味わいたい」
◇国内男子◇~全英への道~ミズノオープン 3日目(28日)◇JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)◇7461yd(パー72)
上位4人に与えられる海外メジャー切符争いも佳境を迎る。地元岡山で自身初の海外メジャー切符を狙う19歳の久常涼はムービングデーを「71」で回り、12位から通算6アンダー7位に順位を上げた。
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かねて久常は海外挑戦に意欲的。プロ3年目となる今年は2月からアジアンツアーの試合でサウジアラビア、タイ、スペインと積極的に海外に出た。国内では開幕戦で予選落ちを喫するなど昨季のような活躍はまだないが、試行錯誤しながらも「いいきっかけはつかんでいる」。国境をまたぐ転戦生活も時には「しんどい」と弱音を吐きたくなるが、「結果が欲しい」と闘争心が揺らぐことはない。
強風との付き合いがカギとなるなか、今年初戦の「サウジインターナショナル」での経験が生きているという。「サウジも風が強かったけど、グリーンが硬くてもっとタフだった。日本の場合は洋芝じゃないから打ちやすい」。グリーン上のラインまで左右されるほどの風は「いつも打っている番手では打てないのでイメージが大事」とした。
「全英の道には近い位置にいる。明日しっかりいいプレーができれば」と気合を新たに練習場へ向かった。
同じく7位につけている清水大成は、日本大学で寮生活をともにしてきた桂川有人とのメジャー出場を待ち焦がれている。今月23日に行われた「全米オープン」(マサチューセッツ州ザ・カントリークラブ)の日本予選会にも出場し、本戦出場へ最後の1枠をかけたプレーオフで惜敗した。まだ1度も経験したことがない大舞台への思いは膨らむばかりだ。
今大会の上位4枠は、順位が同じ場合世界ランキング上位者が優先されるため、現在505位の清水は上位が必須。「早く世界を味わいたい」。すでに全英出場資格を持つ桂川ら仲間と“大舞台”に行くためにも、また悔しい思いをするわけにはいかない。(岡山県笠岡市/石井操)