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渡米前にひと花を咲かせたい矢野東は首位と4打差/チームPRGR

今週の「レクサス選手権」(茨城県・大利根カントリークラブ/7011ヤード・パー71)を終えると米ツアーのQスクール(出場予選会)セカンドステージに挑むため、渡米するのがチームPRGRの矢野東。昨年は10試合連続ベスト10入りの自己記録を樹立し、2勝もマークしてツアー通算勝利数を3に伸ばした。この活躍から賞金王奪取のチャンスが生まれ、米ツアー挑戦をひとまず保留にしたのだった。

今年は年頭から「米ツアー挑戦」を最終目標に掲げて、スイング精度のアップはもちろん、体力アップや渡米後の環境整備にも努めて、態勢を整えてきた。スポット参戦した世界メジャーの「全米オープン」では決勝ラウンドに進出し、27位タイの成績を挙げ、米国本土にしっかりと足跡も残している。ツアー秋の陣に入ってからは昨年以上のショット力を武器に、調子を上げて来た。だが、今年は未勝利。

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「渡米前に1勝を挙げたいと焦った時期もありましたが、今は自分のゴルフに徹するだけで、結果は自ずと着いてくると心からそう思えるようになりました。日を重ねるごとに調子は右肩上がりです」と予選前日にそう話していた矢野。予選1日目を2バーディ・1ボギーの1アンダーにまとめ、21位タイでフィニッシュ。

「ティショットはまったく問題ありませんでしたが、アイアンはなぜか出球(打ち出し方向)が右に出てしまいました。(左ドッグレッグホールが多く)フェードヒッターには構え難いホールも多いコースとしてはまずまずのスタートです。初日はピンをデッドに攻めず、グリーン中央を狙うコースマネジメントでしたから1アンダーは想定内のスコアです。あと3日で取りこぼしをせず、どれだけスコアを伸ばせるかが勝負でしょうね」
渡米前にどれだけの好成績を残せるのか、矢野の成長したプレーに注目したい。

ショットを調整中のチームPRGRの谷原秀人は2オーバー・56位タイとやや出遅れた。練習場では「スイングのどこが悪いとかではなく、アドレスがしっくりこない」と予選前日に、そうこぼしていた。その夜、キャディバッグを宿泊ホテルに持ち込み、部屋の鏡の前でアドレスを入念にチェック。それによって不安感を解消したという。

「コースでも(部屋の鏡の前のように)自信を持ってどれだけ構えられるか。(調子が悪いながらも)何とか大崩れせずにフィニッシュできたのですから、明日からは緩急をつけたプレーで盛り返します」と谷原。持ち前の爆発力あるプレーの復活が待ち遠しい。

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2009年 The Championship by LEXUS



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