矢野東 スイング分析スーパースロー
2009年 The Championship by LEXUS
期間:11/05〜11/08 場所:大利根カントリークラブ(茨城)
【GDO EYE】矢野東、突然の作戦変更で3連続バーディ!
国内男子ツアー「The Championship by LEXUS(レクサス選手権)」の2日目、16番から最終18番までの上がり3ホールで3連続バーディを奪った矢野東。通算5アンダーまでスコアを伸ばし、首位と4打差の7位タイに浮上してきた。「ボギーが2つ出ちゃったから、我慢できなくてピンを狙っちゃいましたよ」と、苦笑いしながらホールアウト。
先週行なわれた「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」でも同じことをコメントしたが、「今は安全に攻めるためにピンまで届くショットは打たないようにしているんです。だから先週からグリーンオーバーが1回も無いですから、ボギーの数を最低限に抑えられるんです」と話す。
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矢野は今年6月の「全米オープン」に出場し、日本人選手で唯一決勝ラウンドに進出した。その成績でクオリファイは2次から参加できる資格を得た。そして、今月18日から米国で行なわれるPGAツアーのセカンドクオリファイを受けるため、その練習も兼ねて試合に出場している。
「僕はトップ通過が目標ではないんです。今回のセカンドとファイナルを確実に通過するのが目標なので、平均よりもちょっと上でいいんです。だから、ミスをしないゴルフを心がけます。パッティングも良い状態なので、ミスをしなければ通過できると思いますので」。クオリファイを想定しての参戦だが、矢野はこの大会を単なる調整の場とは考えていない。
「先週もそうだったけど、無理をしないのは戦略ですし、これで結果が付いてきていますので、残り2日間も同じゴルフをします。大きな大会ですし、できれば勝ってからアメリカに行きたいですね」。シーズン序盤は予選落ちが続くなど、いまひとつ調子の上がらなかった矢野だが、ここ数試合は安定して上位に入っている。今大会でさらなる自信と弾みをつけて米国に乗り込むつもりだ。(編集部:本橋英治)