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誕生日は大好きなコースで 石川遼は“輪厚”の改修を喜ぶ

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 事前情報(14日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7063yd(パー72)

札幌GC輪厚コースは今年6月、約2年弱に及ぶ改修を終えた。プロジェクト自体は4年以上に及び、数ホールでバンカーなどをリニューアル。「細い小川や、渓谷が好き」だという石川遼は13番のフェアウェイを横断させたクリークをスマートフォンで撮影していた。

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レイアウトのマイナーチェンジよりも驚いたのは芝の美しさ。「今までプレーしてきた中で一番、密集度が高いように感じる。フェアウェイもティグラウンドも芝の芽の数が多い」。ラフは「長いときの3分の2くらいだが、密集していて重く感じる」と見立て、「(ティショットで)ラフに入れないのには限界がある」と、事前練習で距離感の出し方を確認した。

当地では2015年に優勝。PGAツアー参戦時に一時帰国し、最終日はパー3を除く全14ホールで1Wを握って攻め続け、林からの好リカバリーも見せて勝った。景色が多少変わっても、両サイドの木々が厄介な相手であることは同じ。「調子に乗らない。良い時ばかりに合わせるのではなく、悪い時との“平均点”を考えて」と謙虚にコースと向き合う。

試合を欠場した前週は主にトレーニングに時間を割いた。「ここからの連戦はメンタル、体力、集中力が落ちないようにする戦い」。直近3試合でトップ5入りが2回とようやくエンジンがかかってきたところで、改めてコンディションを整えた。

例年、本大会はバースデーウィークにあたる。今年の9月17日、31歳になる日は大会の3日目。決勝ラウンドに進めなかったら30歳のままコースを去らなくてはならない…。「ここで(誕生日を)迎えたいと思います!」。思いは切実だ。(北海道北広島市/桂川洋一)

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