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中島啓太はプロ2戦目で“しぶとく”3位発進 きょうの夕食も…

◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 初日(29日)◇三好CC西コース (愛知)◇7300yd(パー71)

右に流れたショットが気に入らない。出だしから3連続バーディを奪って迎えた前半13番(パー3)、オナーの中島啓太は3人目の石川遼がティショットを放った後、自分の打球痕を改めて確かめていた。スポーツ飲料の入ったペットボトルをクラブに見立てて、スイングを復習。まだ本調子とはいかない。その分、リカバリーが光ったラウンドだった。

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第1打を右ラフにこぼした同ホールは、ウェッジショットもミスした後、4mのスライスラインをねじ込んでパーにしてガッツポーズを作った。16番(パー3)も右のバンカーに入れながら、2打目をショートサイドのピンに寄せてパーセーブ。第1打を右の林方面に曲げて初ボギーを喫した後、18番では5mのバーディパットを沈めて拳を握った。

後半インでは2m前後のパーパットをしぶとく沈め、「耐えるところを耐えて、バーディをたくさん獲れて良かった」と6バーディ、2ボギー「67」。首位に2打差の4アンダー、3位での滑り出しに満足感を覚えながら、「身体が思うように動かないときに(球が)右に出る。ターフの向きも大きく左を向いている」と反省を忘れない。

フェードヒッターとして、いくつかある立ちにくいティイングエリアの攻略もいくつかある課題のひとつ。「原因が分かっているので修正したい。今週中、最終日に向けてできるようになれば」と日曜日を見据えて言った。

今大会でプロ2戦目を迎えた。「先週(パナソニックオープン)のようなガチガチの緊張感ではない」と思える。遠征中の夕食は日体大OBの先輩、河本力と一緒。焼き肉が定番で「力さんのほうがよく食べます」だとか。「でもアスリートなのでお酒は飲まない。食事だけを楽しんで夜を過ごしています」。濃いゴルフ談義に花を咲かせる夜ももちろんある。スーパールーキーは、プロの世界にスムーズに足を踏み入れた。(愛知県みよし市/桂川洋一)

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