マキロイが2年3カ月ぶり1位 蝉川泰果は169ランクアップ/男子世界ランク
2022年 日本オープンゴルフ選手権競技
期間:10/20〜10/24 場所:三甲GCジャパンコース(兵庫)
「引退までに優勝したい」 6位のアダム・スコットも蝉川泰果を称賛
◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(23日)◇三甲GCジャパンコース(兵庫)◇7178yd(パー70)
3年ぶり6度目の「日本オープン」出場だったアダム・スコット(オーストラリア)は通算2オーバー6位に入った。タフなセッティングにも4日間ともスコアをまとめて意地を見せたが、優勝争いには絡めず。「個人的には今までで一番好きなコースだったし、素晴らしい大会で楽しかった。でも、優勝できなかったフラストレーションはある」と言った。
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3日目に一緒に回った平本世中のSNSをすかさずフォロー、最終日同組の桂川有人には米下部コーンフェリーツアーの最終予選会に向けて激励するなど、評判通りのナイスガイぶりも発揮。世界トップレベルのプレーにとどまらない魅力は、ファンだけでなく日本ツアーの選手のハートも大いに惹きつけた。
開幕前日の練習ラウンドをともにしたアマチュアの蝉川泰果(東北福祉大)が頂点に立ったことへの称賛も心憎い。「このコースを二桁アンダーで回れるのはすごい。今週の彼に勝てる選手は世界中を見渡しても、なかなかいないと思う」。米国選抜との対抗戦「プレジデンツカップ」ではチームメートでもある松山英樹を引き合いに出し、「才能はかなりのもの。プレッシャーをかけたくないが、ヒデキと同じ道をたどれない理由はないと思う」と背中を押した。
コロナ禍もあって3年ぶりの参戦となったが、キャリアで成し遂げていない日本でのタイトル獲得へのモチベーションは高い様子。「JGA(日本ゴルフ協会)が“年寄り”を招待し続けてくれるのであれば、また出場したい。引退する前に、ぜひとも勝ちたいね」と笑った。(兵庫県三木市/亀山泰宏)