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ミト・ペレイラも比嘉一貴に白旗「優勝に値する選手」

◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 最終日(20日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)

逆転を狙った面々も比嘉一貴の強さをたたえるしかなかった。同じ最終組で回った世界ランキング46位のミト・ペレイラ(チリ)は7バーディ、1ボギーの「65」でプレーしたが、通算18アンダー。3打足りず2位に終わった。

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前半4番(パー5)で最初のバーディを奪い、後半にかけてスコアを伸ばした。猛チャージは及ばず、比嘉とのラウンド中の差は結局2ストロークが最少。「8番くらいからやっと勢いに乗り始めて、ちょっと足りなかった。ただ、比嘉選手が本当に良いプレーをしていたので見事だった」と話した。

決勝2日間を同組でラウンド。いずれもノーボギーで終えた相手に「ショットが正確で本当に良い選手。優勝に値する選手だった」と賛辞を送った。

17アンダー3位で終えた大槻智春も「(比嘉が)ショットの精度が高いという意識はありましたね。難しいパーパットを残していなかった。そこがノーボギーの要因かなと思います」。自身の「66」については「きのうの雨でグリーンのスピードが落ちていて、タッチを合わせられなくて前半は大変だった。ボギーが2つあったので残念」と振り返った。

次週「カシオワールドオープン」(高知・Kochi黒潮CC)、翌週の最終戦「日本シリーズJTカップ」(東京よみうりCC)で、逆転での賞金王戴冠の可能性が残るのは賞金ランク2位の星野陸也だけ。7425万円差をひっくり返すには2連勝が最低条件となった。「連勝できるように頑張ります。リーダーに近い位置でプレーして優勝を」とわずかなチャンスにかける。(宮崎市/桂川洋一)

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