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武藤俊憲は来季シード逃す 17年ぶりQTへ「これで終わりじゃない」

◇国内男子◇カシオワールドオープン 2日目(25日)◇Kochi黒潮CC(高知)◇7335yd(パー72)

賞金ランク75位で今大会を迎えたツアー7勝の武藤俊憲は、予選通過に1打届かなかった。2019年「パナソニックオープン」優勝で手にした複数年シードは今季まで。来季出場権をかけたQT(クォリファイングトーナメント)に、05年以来17年ぶりに出場することになった。

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この日は6バーディ、1ボギーの「67」をマークしたが、初日の「75」が響いた。「まだ波が激しい」と、19年に4年ぶりの優勝を遂げたあとは苦しい時期が続いていた。

昨シーズンは27試合に出場してトップ10入りはなく、賞金ランク109位で14年維持した賞金シードから陥落。試行錯誤を続けながら、今季も目立った成績を残せず幕を閉じた。

「自分でも状態がちゃんと把握できていなかった」と、不調から脱却する糸口はまだつかめていない。今年で44歳を迎え、先輩プロからは「44、45歳は体の変化の影響もある」と言われていたが、変化を感じるのは自身のことだけではない。「18年大会は2オーバーが予選通過のカットライン。若い選手がすごくうまいし、年々レベルが上がっている」と若手の勢いを痛感した。

ファイナルQTは12月6日から始まる。「これで終わりじゃない」と再浮上を目指しながら、まだ戦うことは諦めない。(高知県芸西村/谷口愛純)

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