「ゴルフパートナー PRO-AMトーナメント」2日目スコア
2023年 ゴルフパートナー PRO-AMトーナメント
期間:05/18〜05/21 場所:取手国際GC(茨城)
ロフト違いのパターを駆使 “逆輸入プロ”呉司聡とは何者?
◇国内男子◇ゴルフパートナーPRO-AM トーナメント 2日目(19日)◇取手国際GC(茨城)◇東コース6804yd、西コース6544yd(パー70)◇曇り(観衆1596人)
52位から出た呉司聡(ご・しそう)が「63」をマークし、通算9アンダー5位にジャンプアップして決勝ラウンドに臨む。
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中国出身の両親を持ち、日本で生まれ育った呉。最初は栃木・作新学院高に進学したが、父親の勧めもあり、入学から約半年後にはアメリカのゴルフアカデミー、IJGAに進学するため単身渡米を決断。武者修行に出た。その後、手嶋多一らと同じ東テネシー州立大に進み、2021年には全米のトップ学生ゴルファーの証し「オールアメリカン」にも選出された。
LIVゴルフで活躍するマシュー・ウルフや、ホアキン・ニーマン(チリ)らと同い年の25歳で、「(ニーマンと)同じ試合に出たこともあります。話したことはないですが…」。ともにアメリカの大学出身の大西魁斗や丸山奨王、石過功一郎らとも親交が深いという。昨季は下部ABEMAツアー「PGM Challenge」で2位に入るなどの活躍を見せて、今季はここまでレギュラーツアー2戦に出場した。
今週は、事前に大西から聞いていたコース攻略のヒントを参考に、高麗芝グリーン対策として、エースパターと同型のヘッドながら、ロフトを1度寝かせた別のパターを西コースで使用した。「キャリーを出して宙に浮かせてしまえば芝にも影響されづらいかな、と」。エースパターに戻して、ベント芝グリーンの東コースをプレーしたこの日は8バーディを奪い、リーダーボードを駆け上がった。
将来的にはPGAツアーへの進出も志している。「(アメリカに)戻りたい気持ちはあるけど、まずは日本でやっていきながら。去年の(大西)魁斗みたいなルートが理想だけど、まだシーズンが始まったばかりなので」
友人の背中を追い、米下部コーンフェリーツアー予選会に挑戦する選択肢も視野には入れている。国内ツアーの賞金ランク3位以内に入れば欧州ツアーへの道も開ける。大きな目標を胸に秘めつつ、まずは日本で名をあげる。(茨城県つくばみらい市/内山孝志朗)