世界ランク10位ウィンダム・クラークのプロフィール
2023年 ダンロップフェニックストーナメント
期間:11/16〜11/19 場所:フェニックスCC(宮崎)
「日本のファンを増やしたい」 全米オープン覇者が持つ作戦メモ
◇国内男子◇ダンロップフェニックストーナメント 事前(15日)◇フェニックスCC(宮崎)◇7042yd(パー71)
今年6月「全米オープン」覇者のウィンダム・クラークが大会に初出場する。今年5月の「ウェルズファーゴ選手権」で米ツアー初優勝を挙げ、全米オープンでロリー・マキロイ(北アイルランド)らをかわしてメジャー制覇を果たした。
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昨年「ZOZOチャンピオンシップ」以来の日本での試合は、松山英樹、ブルックス・ケプカとメジャー覇者3人組で予選ラウンドをプレー。「大勢のギャラリーがつくだろうから、楽しみ。もっと日本のファンを増やしたい」と意気込みつつ、久々の実戦に向けては徐々にギアを上げている最中だ。
10月の欧州ツアー「アンダルシアンマスターズ」を終えてオフシーズンに入り、「今はリラックスしている」とつかの間の休息を挟んでの今大会。「オフに入って、ラウンドした回数はあまり多くない」という中で、頼りになるのが「ヒミツ」のメモだ。
メンタル部分での目標をコースメモなどの紙に書き、「プレー中に自分に言い聞かせるため」とお守りのように持ってコースに出る。精神面での目標は、シーズンごと、試合ごと、日ごとまで細分化して設定。全米オープンでは「プレーに集中する」「その瞬間を楽しむ」と書いたメモを手に優勝を勝ち取った。
今週分のメモの内容を訪ねてみると、「周りに知られないよう、秘密にしておきたいから」とかわしながら、「試合中も自分自身とよく話をすること」とひとつだけ教えてくれた。「これは1週間を通しての目標。あしたの分は、また今夜考える」と、日本のファンを前にどうプレーするか、じっくり考えを巡らせる。(宮崎市/谷口愛純)