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小袋秀人は「落ち着いて…」自己最高2位

◇国内男子◇For The Players By The Players 最終日(12日)◇THE CLUB golf village(群馬)◇7172yd(パー72)◇曇り(観衆1032人)

小袋秀人が初めて最終日最終組を経験したのは、2021年「ダンロップフェニックス」だった。「当時は自分のゴルフで精いっぱい。必死だった」と、プレー中にスコアボードを見ている余裕もなかった。同大会は「70」と伸ばしきれずに9位でフィニッシュした。

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今週は最終組のひとつ前からとなる5位からスタート。緊張感はあったが、1番からの連続バーディで無駄な力みは抜けていった。前半だけで5バーディを奪って10ptを加えると、10番のバーディで首位のマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)をとらえた。

トップを争う中、今回はスコアボードで自分の位置を把握しながらプレー。「見た状態でも落ち着いてプレーができていたので、しっかり見ました」と33歳は冷静さを失わなかった。

14番のボギーで首位から陥落。最終ホールに入った時点でヘンドリーとは2pt差だった。「グリーンキャッチさえすれば、チャンスにつけられる」とピンに絡めるショットで2ptを稼いでホールアウト。通算37ptまで伸ばしたが、ヘンドリーが上がり2ホールで1ptを加えて1pt届かなかった。

「フェニックスは朝から緊張していて、耐えて耐えてのトップ10。今回みたいに最後までの優勝争いは初めてだったので、すごく楽しかった」と自己最高位の単独2位で終えた。3年ぶりのトップ10だった。

今季はQTランキング14位からシーズン前半戦の出場権を獲得している。「この状態を維持して、準備して臨めれば」と、次週の16日開幕「関西オープン」(滋賀・名神八日市CC)に向かう。(群馬県安中市/谷口愛純)

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