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プロゴルファーも“メルカリ”愛用 永野竜太郎は中古パターで好発進

◇国内メジャー第2戦◇日本プロゴルフ選手権大会 初日(4日)◇富士カントリー可児C志野C(岐阜)◇7164yd(パー71)◇晴れ(観衆2711人)

ゴルフクラブを求めてインターネットサイトを毎日のようにあさっているゴルファーは一般アマチュアとは限らない。メーカーと契約するツアーのトッププロも同じだ。ツアーで提供される最新モデルに飛びつくことはなくとも、廃盤モデルに目を光らせる選手は多い。

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永野竜太郎は先週、フリマアプリの「メルカリ」でポチッと。ネオマレット型のパター、ピンの「G2i CRAZ-E」をゲットした。契約先の同社はあらゆるパターを扱うまさに老舗だが、「このヘッドのセンターシャフトを試してみたかった。最近のセンターモデルは小さいヘッドが多いので」と見つけるやいなや即決。少し硬めの黒いインサートを備えた大型ヘッドは2002年の発売だ。

「(約)20年前のモノですけど、ヘッドもヘッドカバーもキレイ。保存状態ばっちりでした」。劣化が進んでいたシャフトとグリップを交換し、今週いきなり試合で投入。「良いパッティングが入ってくれた」と7バーディ、2ボギー「66」で5アンダー5位発進の原動力になったから申し分ない。

永野はこれまでもマレットからピン型まであらゆるモデルを使ってきた。今回のスイッチは「今は感覚的にシビアになっていて、ある意味でシンプルなパターを探していた」のが理由。「センターシャフトは確かに寛容性は少し落ちるけれど、視覚的なもの、マインド的なもので」22年前のモデルに行き着いた。

「去年の全米オープンで使ったのもメルカリ、初めて全英オープン行きを決めた(2021年)ミズノオープンで使っていたのは“ヤフオク”でしたよ」とイタズラっぽく笑う。なんだか“節目”のゲームで使っていたのは二次流通の品ばかり…? ツアープロの頭の中はコースを離れてもゴルフでいっぱい。ネットじゃ買えないタイトルを獲りにいく。(岐阜県可児市/桂川洋一)

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