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1年3カ月ぶりノーボギー 幡地隆寛が嘆いた練習不足のワケ

◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 初日(26日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71)◇晴れ(観衆2092人)

7アンダーの単独首位でスタートした幡地隆寛は言う。「ラウンド後に練習ができていなくて、徐々にいろいろとずれて一気に調子が悪くなった」。その理由は過酷な天気、さらには日本と異なる海外のコース事情にあったという。

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始まりは猛暑に見舞われた8月「KBCオーガスタ」から。暑すぎてラウンド後の練習を控え、翌週の「フジサンケイクラシック」(36ホール短縮)は連日の悪天候。さらに翌週、韓国で開催された日韓亜の3ツアー共催「シンハン ドンヘ オープン」は、コースからシャトルバスで移動する練習場まで「遠すぎて…」と断念。前週の「パナソニックオープン」も猛暑で体調を崩し、「頭が回らず、体に力も入らない」と第2ラウンド途中で棄権した。

それらが積み重なったことで、「アドレスがしっくりこない」とショットの調子は下降線をたどった。「腰や肩の向き、体重の掛け方などいろいろ」と調整を加え、「ようやくしっくりきた」のは前日のプロアマ戦を終えてから。イメージ通りのボールが打てるほどにショットが復調し、7バーディ、ノーボギーの好ラウンドにつなげてみせた。

2019年から5回目の参戦となる三好CCでは初めてのノーボギー。ツアーを通しても、2023年6月「ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント」以来およそ1年3カ月ぶりとなる。

調整不足にはまだ不安を残し、「気持ち良くトップで回れた感じじゃない」としながらも、23年11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来の首位発進。国内ツアー初優勝を飾った5月「関西オープン」に続くタイトルに向けて、絶好のスタートを決めた。周りからは「あと1、2勝、サクッと…」なんて言葉が聞こえてくるそうだが、「そんな簡単じゃないんだけどな」と苦笑い。そんな周囲の声も、飛躍のシーズンを送る31歳への期待の表れだ。(愛知県みよし市/塚田達也)

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