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金谷拓実「チャンスがある限り」 米ツアー挑戦へ弾みをつける逆転V

◇国内男子◇ACNチャンピオンシップ ゴルフトーナメント 最終日(6日)◇三木GC(兵庫)◇6993yd(パー71)◇晴れ(観衆3260人)

18番(パー5)で行われたプレーオフ1ホール目、1mのバーディパットを沈めてガッツポーズを決めた。金谷拓実が通算20アンダーで並んだリュー・ヒョヌ(韓国)を退け、3月「東建ホームメイトカップ」以来となる今季2勝目、ツアー通算7勝目を手にした。

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5打差を追いかけて6位からスタートし、150dyから9Iで4mにつけた前半5番から4連続バーディを奪った。サンデーバックナインも4つのバーディを重ね、無傷の8バーディ「63」でプレーした。「とにかくバーディをたくさん獲らないと、トップには追いつけないと思っていた。自分のプレーができれば、そういうプレーができると思っていたし、その通りに結果もつながって良かった」

パターの状態に悩んでいた今夏、千葉でナショナルチームの元メンバーと3泊の合宿を張った。「基本的に同じように構えたり、目線が変わらなかったり、ストロークだったり、そんな感じです」と振り返る。

今季初の予選落ちに終わった7月「セガサミーカップ」の平均パット数は初日1.8571(全体107位)、2日目1.9286(同119位)と低迷。「たくさん良いパットが入った」という今週トータルの平均パット数は1.6935(同15位)と大きく数値が向上した。

賞金2000万円を加算し、賞金ランキングは2位(約8500万円)に浮上した。トップの平田憲聖とは約2000万円差に接近。すでに11月中旬に始まる来季の米ツアー出場権を争う2次予選会にはエントリーしているが、11月7日開幕の「三井住友VISA太平洋マスターズ」(静岡・太平洋C御殿場C)終了時点で賞金ランク1位に立てば、12月の最終予選会の出場資格が得られる。

「米国でプレーしたいし、そういうチャンスはなかなかないと思うので、チャンスがある限りはつかみにいきたい」。今季は海外メジャー2試合(全米プロ、全米オープン)に出場して、いずれも予選落ち。それでも心が折れたわけではない。

「今週良いプレーができたので、弾みをつけてやっていけたらいい」。次週の国内メジャー「日本オープン」(埼玉・東京GC)に向けても最高の状態で臨めそうだ。(兵庫県三木市/玉木充)

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