米ツアー予選会に初挑戦 2年目の出利葉太一郎がトップに急接近
◇国内男子◇パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 3日目(27日)◇泉ヶ丘CC(大阪)◇6993yd(パー71)◇晴れ(観衆3293人)
プロ2年目の出利葉太一郎(いでりは・たいちろう)が“裏街道”の10番スタートから自己ベストに並ぶ「65」をマークし、30位から通算12アンダーの6位に急浮上した。2週後には来季PGAツアー(米国男子ツアー)出場権を争うファーストQTに初挑戦する24歳が、首位に6打差ながら好位置で最終日に臨む。
2日目の後半10番では、1Wショットが2回連続でOBゾーンに消えて痛恨の「8」をたたいた。この日はスタートホールでバーディを奪取。UTに持ち替えた1打目をフェアウェイに運び、残り145ydから作った3mのチャンスを生かした。「リベンジできたので良かった」と流れを呼び込んだ。
国内ツアーの出場優先順位を争う昨年末のファイナルQTは55位に沈み、今季はレギュラーツアーの出場が限られる立場。そんなスケジュールを利用して、3週前には日本プロゴルフ協会(PGA)のプロテストを受験した。栃木県の烏山城CCで4日間72ホールを戦い、後続に4打差をつける通算14アンダーでトップ合格。「今後も1位通過の名に恥じないように頑張りたい」と気持ちも引き締まる。
推薦で出場した4月の開幕戦「東建ホームメイトカップ」で3位に入ったこともあり、獲得賞金額に応じて出場優先順を入れ替えるリランキングは73位から5位にジャンプアップした。9月以降の後半戦は出場機会が大きく増える状況で、米ツアー参戦を目指して渡米する。
「“まだ早い”と言われることもあったけど、早く挑戦したかった」と明かし、単身での渡米を予定している。「言葉もそうだし、現地での行動もタフだと思うけど、行くからには通過できるように準備したい」と言葉に強い意志を込めた。
「ボギーを打ってもいいから攻め続けるというのが自分の中で描いているゴルフ」という。ツアー屈指の飛距離を生かしたスケールの大きなプレーが持ち味。チャンスの位置で迎える最終日、自身のスタイルに大きな自信を植えつけて海を渡りたい。(堺市南区/塚田達也)