アジア→欧州→米ツアールートの復活 日本人選手の海外進出の後押しに?
◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 事前情報(26日)◇芥屋GC(福岡)◇7293yd(パー72)
7月の下旬、男子プロゴルフ界に驚きのニュースが流れた。2022年以降、LIVゴルフと協力関係にあったアジアンツアーが欧米ツアー(PGAツアー、DPワールドツアー)と新たに戦略的提携を結ぶことを発表。LIVとの対立が続いた両ツアーへの接近は潮流の変化を物語った。
アジアンツアーはLIVを支えてきたサウジアラビア政府系ファンド(PIF)の資本をもとに、高額賞金大会「インターナショナルシリーズ」を日本を含めた各国で開催。シリーズのポイントレース上位選手にはLIVの年間出場権を付与してきた。
しかし今季限りでPIFが撤退することが決まり、リーグの先行きが不透明な状態に陥ると、3ツアーはすかさず接近。2029年まで続く新たな提携により、DPワールドツアーは2026年のアジアンツアーのランキング上位選手に27年の出場権を与える。すでに定着している、DPワールドツアーから毎年10人がPGAツアーの年間出場権を獲得するルートが再整備された格好だ。
今週、大会連覇に挑む小斉平優和はかねて海外志向を明かしてきた選手のひとり。今季は予選会を通じてアジアンツアーにも参戦し、ここまで6試合に出場。ポイントランキングは89位にいる。「ことし、アジアのシードをしっかり取って、来年上位に入ってDPワールドツアーに行けたらいいなと思っています」とツアーの連携を前向きに捉えている。
「球の高さやスピン量を増やす取り組みをしてきた。世界を目指してやっている。アイアンショットで止められる球を打ちたくて。去年までは球が低かったので、大きく変えてやっています」というのは外国のコースを攻略するため。インパクト時に少なくなりやすいロフト角の調整をはじめ、クラブパスをニュートラルに整えることに注力している。先週の予選落ちを経て、「今週は(目澤秀憲)コーチに来てもらって修正した。ちょっと楽しみな感じです」と意気込んでいる。(福岡県糸島市/桂川洋一)