2026年 Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント

妻の優勝時は日本で応援していた 一時帰国中の金谷拓実が貫録の6位浮上

2026年 Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 3日目 金谷拓実
ジャンプアップで逆転優勝に望みをつないだ金谷拓実 (c)JGTOimages

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 3日目(29日)◇芥屋GC(福岡)◇7293yd(パー72)◇晴れ(観衆6949人)

グリーン左奥からのロブショットが、惜しくもカップの脇を逸れる。その瞬間、金谷拓実はわずかに横に動いてボールの転がりを確認した。“返し”の2mのパットをラインにしっかりのせてガッツポーズ。13番(パー5)、この日5つ目のバーディで場内を湧かせた。

2年目のPGAツアーは年間ポイントランク144位でレギュラーシーズンを終え、昨季同様、翌年の出場権の行方を9月に始まるフェデックスカップ・フォール(秋季シリーズ)に持ち越した。一時帰国中に日本ツアーに今季初出場。「良い状態で秋に臨むためには試合でプレーすることが一番いい。遊びに来ているわけじゃない。優勝を目指している」と福岡にも鼻息荒く乗り込んだ。

ムービングデーは最終18番(パー5)もバーディで締めくくり、「66」でホールアウト。第1打をグリーン右手前のバンカーに入れた直前の17番(パー3)のピンチもしのいでノーボギーでまとめた。20位から通算13アンダーの6位に浮上。「ティショットが少し曲がるときもあったけれど、どのショットでも自分らしいプレーを心がけてリカバリーできている」。単独トップの香妻陣一朗にとって、4打差にいる米ツアー選手は怖い存在に違いない。

今大会は相棒キャディのライオネル・マティチャック氏を休ませ、芥屋GCのハウスキャディとコースを歩く。「ゴルフと関係ない話ばかりしている」とラウンド中はリラックスムード。「ミスをした場面での気持ちの切り替えも今の課題だと思う」と語るだけに今後にとっても有益。昨年はやはり米国のオープンウィークにスポット参戦した「ANAオープン」でサラリと優勝。当時もコース所属のキャディさんにお願いし、戻った主戦場で終盤戦にシード圏内へ滑り込んだ。

ことし6月、妻の吉本ここねが「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」で国内女子下部ツアー2勝目を飾った。「日本に帰ってきていたんですけど、現地には行けなくて。やっぱりうれしかった。でも当時のプレーをしている感じを映像で見ながら、『久しぶりに優勝しそうだね』と話していた」と明かす。昨年1月に結婚してから夫婦に訪れた“初勝利”。「やっぱり頑張っている姿を見るのはうれしい。自分も頑張ろうと思う」と笑顔でうなずいた。(福岡県糸島市/桂川洋一)

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