2026年 シンハン ドンヘ オープン

自身初の首位発進は韓国の舞台で 出利葉太一郎「洋芝対策がハマった」

2026年 シンハン ドンヘ オープン 初日 出利葉太一郎
出利葉太一郎が初の韓国の舞台で躍動

◇日韓共催◇シンハンドンヘオープン 初日(10日)◇ジャック・ニクラスGC(韓国)◇7502yd(パー72)◇曇り

初挑戦となる韓国の舞台、出利葉太一郎は序盤からアクセル全開でスコアボードに“赤”を重ねていった。

パー5の3番で45ydからチップインイーグル。4番でもバーディを奪うと、6番では、ショートサイドからの難しい3打目のアプローチを沈めてふたたびチップイン。さらに7番(パー5)では、この日2つ目のイーグルをまたしてもチップインで奪った。8番パー3で2.4mのバーディパットを決め、前半を7アンダーで折り返した。

後半は10番でボギーを叩き、14番で池につかまって痛恨のダブルボギー。7アンダーから一時は4アンダーまで後退した。それでも崩れない。15番(パー5)ですぐさまバーディを奪い返し、最終的には5アンダー「67」。自身初の首位発進を決めた。

2026年 シンハン ドンヘ オープン 初日 出利葉太一郎
9番は寄せワンのパー

クラブハウスに上がってきた出利葉は開口一番、こう口にした。「自分でも今日は怖かったです」。出来過ぎたスコアに、自分自身も驚きを隠せない。それ以上に、韓国入りしてから取り組んだ洋芝への対策がいきなりハマったことへの手応えが大きかった。

「現地入りしてから、キャロウェイのスタッフと話し合いながら、洋芝の打ち方をすごく重点的にやってきました。日本の高麗芝とは違ってボールが沈んでいるので、どれだけキレイにコンタクトするかが重要だと考えていました。体重配分だったり、打ち方やヘッドの入れ方も含めて時間をかけて取り組みました。すぐに効果が出たのはうれしかったですね」

2026年 シンハン ドンヘ オープン 初日 出利葉太一郎
ドライバーショットも安定していた

洋芝への対応を重点的に磨いたことで、思わぬ副次効果も生まれた。アプローチに手応えを得たことで、ショット全体にも好影響が出ているという。「外したらどうしようというストレスがなくてショット全体にも良い影響を与えています」とうなずく。

2026年 シンハン ドンヘ オープン 初日 出利葉太一郎
ショットもこの日は好調だった

刺激を受けている同世代のライバルの存在もある。日大時代に主将と副主将として切磋琢磨した杉浦悠太が8月に米下部コーンフェリーツアー「アドベンドヘルス選手権」で優勝を飾った。自身も目指す海外の舞台。「杉浦がああやって活躍してくれているので、刺激になりますよね。本当に彼がやっていることはすごいことだと思うし、尊敬でしかない。少しでも追いつけるように、また追い越せるように頑張りたいと思います」と力を込める。

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18番惜しくも2オンはならなかった

だから今の状況は、あくまでも成長の過程と捉えている。「すぐに結果が出たのでちょっと信じられないというか…。でも、もうちょっとプレッシャーがかかったときにどういうエラーが起きるのか、それとも成功するのかは楽しみではあります」と残り54ホールへと視線を向けた。

「まだ改善するところもたくさんあります。上手く調整して、また明日もコツコツ頑張りたいなと思います」。つかんだ手ごたえを早く自分のものにしたい。練習場へと向かう足取りに、迷いがなかった。(韓国・仁川/服部謙二郎)

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