「ロングパットの距離感が合って来た」香妻陣一朗がLIVで戦ったコースで「65」
◇日韓共催◇シンハンドンヘオープン 3日目(12日)◇ジャック・ニクラスGC(韓国)◇7502yd(パー72)
1年4カ月前、メジャー2勝のブライソン・デシャンボーが優勝した「LIVコリア」で7位に入った相性のいい地で、香妻陣一朗がこの日のベストスコア「65」をマーク。首位と3打差の首位戦線に食い込んできた。
中長距離のバーディパットがおもしろいように入った。2番は約3m、3番(パー5)は約5m、9番は約7m、12番は約5m、14番は約3m、16番は約5m。最終18番(パー5)のイーグルパットも、「入ったと思った」という惜しいタッチを見せ、ギャラリースタンドから大きなため息が漏れた。
香妻は「予選ラウンドに比べてグリーンのスピード感に慣れてきた」と好スコアの要因を分析する。LIVで回った時に比べて「なんかグリーンが難しくてラインが読めないですね。タッチも合わない。練習グリーンではひたすらロングパットの練習を重ねました」と調整を重ねたことがムービングデーにハマった。
コースを熟知している点も大きい。「ピン位置を見て、『あのピンならこっちに打とう』みたいなことが結構できている。アドバンテージはあります」とこの日のパーオン率94.444%(17/18)はフィールド1位。前日に「去年に比べてフェアウェイの芝も長くて地面が柔らかい。なんかフライヤーしちゃうんです」と話していたが、アイアンショットの調整も上手くいった。
昨季まで2年間、LIVで戦った。今季は国内ツアーを主戦場としているが、やはり世界の舞台で戦いたい思いは変わらない。現在のターゲットは、日本開催で10月8日開幕のPGAツアー(米ツアー)「ベイカレントクラシック」(神奈川/横浜CC)だ。出場資格は、2週後の「リシャール・ミル チャリティトーナメント」終了時の年間ポイントランク6位以内(有資格者を除く)で、ランク12位の香妻は「とりあえずここ数試合が勝負。今日と同じようなプレーをしたら優勝できると思うので、明日も同じようにプレーしたい」と鼻息が荒い。
取材の合間に「ユビンのスコアいくつですか?明日一緒に回れるかな」とLIV時代にチームメートだったチャン・ユビンを気にかける一幕も。残念ながらチャンは最終組、自身はその1組前になったが“ジーニー”の相性で世界トップレベルを相手に戦った男は、最終日を前に胸を躍らせていた。(韓国・仁川/服部謙二郎)