出利葉太一郎が4打差5位 “憧れの先輩”清水大成と同組で首位戦線に踏みとどまった
◇日韓共催◇シンハンドンヘオープン 3日目(12日)◇ジャック・ニクラスGC(韓国)◇7502yd(パー72)
出利葉太一郎は最終18番(パー5)でバーディを奪うと、充実した表情でクラブハウスに引き揚げて来た。8バーディ、2ボギー、1ダブルボギーと出入りの激しい「68」という一日。「昨日、今日と回って分かったんですが、初日(フロント9)の7アンダーはけっこうラッキーだったなと。今日の4アンダーのほうが、自分の力を出し切れた感じです」。よほど頭を使ったのか、そう言って疲れ果てたように深呼吸した。
この日は、現在取り組んでいることを徹底した。「100ydから7番アイアンにかけてのショットが良かった」と、アイアンとウェッジで多くのチャンスを作った。6番からの3連続バーディを締めた8番は、240ydもあるパー3でピン1.5mへ。「昨日までドローを打つ時に自分でフェースを作りにいっていた感じがあって、右に抜けることが多かった。今日はアドレスから少しフェースを開き気味にして、体の回転と一緒にフェースターンさせるイメージで。それがすごくハマりました」という。
アプローチではある調整法が実を結んだ。この日のスタート前、左足下がりのライでひたすら反復。「一番難しいライで練習しておけば、どんなライが来ても怖くない。左足下がりは少しでも下から入るともう上手く当たらないので。ボールが沈む洋芝で、こんなにフェースに乗せられる感覚は今までなかったです」と手ごたえを口にした。
プレー以外でも充実した時間を過ごせた。同じ福岡出身で同じコーチに師事していた日大ゴルフ部先輩の清水大成と同組だった。「練習ラウンドではあるけど、プロの試合では初めてでした。忘れられない一日です。(同門の)大成さんや(時松)源蔵さんは本当に自分のスターなので」。ラウンド序盤に「今日ご飯どうする?」と聞かれたり…。モチベーションアップにつながった。
「やるべきことに集中して優勝を目指します。明日がどんな結果になろうと、一打一打同じ気持ちでプレーしたいです」。憧れの先輩と囲む夕食でエネルギーを蓄え、ツアー初Vを目指す。(韓国・仁川/服部謙二郎)