「僕って優勝できますか?」大堀裕次郎がメディアに逆質問も… 確かな成長感じた最終日
◇日韓共催◇シンハンドンヘオープン 最終日(13日)◇ジャック・ニクラスGC(韓国)◇7502yd(パー72)
アテストを終えてメディアの前に現れた大堀裕次郎が逆質問を繰り出した。「はたから見ていて、僕って優勝できますか?皆さんどう思いました?」―。ツアー初優勝を逃したプロ13年目の34歳は、帽子を脱いで頭をかき、反省点を整理しているようだった。
可能性を感じた一日だ。大阪学院大学の後輩である砂川公佑を1打差で追う最終日。序盤から2人のデッドヒートが続いた。3、4番でともに連続バーディ、大堀が7番でバーディを奪い、砂川とトップで並んで折り返した。砂川の10、12番のバーディなどで2打ビハインドで迎えた最終18番(パー5)、第1打を左ラフに曲げて事実上の終戦を迎えたが、イーグルならプレーオフに持ち込めた。
「何が敗因かまだよく分からない」と首をかしげた大堀だが、収穫は確かにあった。今季は5月「関西オープン」で2位。その時は「ずっとビビりながらやっていた」と言い、この日は「1日を通してかなり思い切ってやれた」と語る。「昨日のゴルフの感覚と今日の前半のプレーができれば、優勝できる感覚が見えてきました。確実に優勝に近づいている。またリベンジしたい。悔しいけど、残り試合ですごく優勝できそうな気がした」と前を向いた。
どうしてもバーディが欲しかった17番(パー3)のティショットで「体がついてこなかった」と振り返り、ミスしてしまった点を反省。「本当にそこかもしれないですね、あと一歩相手を追い詰められれば」と無念さをかみしめる。
表情に暗さはなかった。メディアへの逆質問の際には「大堀さん、次はもう優勝できますよって言ってくださいよ!」とおどけて笑いを誘った。悔しさを糧に課題を少しずつクリアしていく大堀は、歓喜の瞬間へ確かに近づいている。(韓国・仁川/服部謙二郎)