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【GDO EYE】丸山茂樹、遼とは対照的な攻めで首位浮上

写真はドライバーショットを打つ際の丸山茂樹のティアップ。石川遼が3Wで打つ時程のこの低さが、今週和合で丸山が首位に立っている一番の要因だという。

「チョロでも良いので、それ位の気持ちで打っています」と丸山は言う。アマチュア時代を含め、今年で10回目の出場となる「中日クラウンズ」だが、「ティショットはとにかく全部ローボール。風の下を潜らせて、飛距離を15ヤードロスしてもこの方がいい」と、徹底した攻めを見せている。

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風が強くなった大会3日目。林の上に球が出ると、その影響をもろに受けてしまいコントロールは難しくなる。さらに、「和合の特徴としてフェアウェイが硬くなっているし、低く出せばラフに入っても奥までいかない」。その実例が最終18番。ティショットで右サイドのバンカーだけは絶対に入れたくないという丸山は、フェアウェイ左サイドを低いフェードボールで狙ったが、僅かに球が捕まってしまい左ラフ。「あれは、Bポイントです」。折込済みのミスだと説明した。

「ジャンボさんも低い弾丸ライナーを打てたし、青木さんも低いボールが得意だった」と、大会最多の5勝を挙げる二人を引き合いに出す。「僕は遼くんみたいなタイプじゃないし、自分の持ち味を上手く出せた方が、ここでは良いと思います」。そう言う現在40歳の丸山だが、若い頃はもちろん違った。

「16番を(1オン)狙ったりね。そういうことをやってたんすよ」。まさに今、石川がやっているようなゴルフだ。どちらが良い悪いということは一概には言えない。ただ、こうして飛距離だけでなく、様々な攻略ルートが存在するコースというのが、長年多くの観客を魅了してきた大会の土台となっていることは確かだろう。(編集部:今岡涼太)

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2010年 中日クラウンズ



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