「よかったぁ」岩崎亜久竜が狙ってつかんだ米ツアー2次予選会挑戦権
◇国内男子◇ANAオープン 最終日(20日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)◇晴れ(観衆2692人)
“圏内”を守り切った。ホールアウトした岩崎亜久竜は「よかったぁ」と一息ついた。日本ツアー年間ポイントランキング2位(1122.734pt)の資格で、米ツアー予選会(Qスクール)のセカンドステージ(12月1~4日/米国5会場)への挑戦権を獲得。本大会後、23日(水)時点の同ランク5位までが出場条件だった。
賞金ランキング49位だった昨季は、自身の状態を考慮して参戦を見送った。今季は10月下旬から11月上旬にかけて14会場で行われるファーストステージから挑む考えもあったが、連戦が続く日本ツアーや日米往復の負担などを考慮すれば、セカンドから出られるメリットは大きい。
「去年から(米ツアー予選会に)行くためにいろいろと準備をしてきた」という。今季は7月「ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ」で2年ぶりの勝利を挙げ、直近2試合はトップ15入りして24年大会を制した舞台に戻ってきた。大会開幕前には、松山英樹のコーチも務める黒宮幹仁氏と約1カ月半ぶりに練習した。主にアドレスの向きに最終調整を施し、年間ランク5位とボーダーラインで勝負の1週間を迎えた。
10位から出たこの日はキャディとライバルたちの順位などを計算し、「8位以内」を最低限の目安にプレー。前半はバーディ後にボギーを叩く一進一退の展開で「しびれました」と振り返る。それでも7番から3連続バーディを奪い、13番で102ydの第2打を56度ウェッジでピン奥2mにつけてスコアを伸ばすなど、4日間でベストの「66」をマーク。6位まで順位を上げてフィニッシュした。
一つの目標を達成したが、あくまでも通過点だ。「小さいころからの夢」という米ツアー参戦へ、次はファイナルステージから出場できる「ダンロップフェニックストーナメント」(11月19~22日)終了時の年間ランク1位を狙う。「だいぶ安定してきている」。高まる手応えを胸に、勝負の秋を見据えた。(北海道北広島市/中村文香)