2026年 ANAオープンゴルフトーナメント

佐藤大平は鳥肌が立った 諦めかけていた「ベイカレントCレクサス」が視界に

2026年 ANAオープンゴルフトーナメント 最終日 佐藤大平
逆転を狙った佐藤大平は今季初優勝ならず

◇国内男子◇ANAオープン 最終日(20日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)◇晴れ(観衆2692人)

勝者を称えるしかなかった。今季初勝利を逃した佐藤大平はスコア提出へと向かう道すがら、最終組を一緒に回った香妻陣一朗と「きょうは何をやっても勝てないね」と話していた。「トップの選手にあれだけいいゴルフをされると。僕たちは僕たちで、プレッシャーをかけられたらいいと思っていたんですけどね…」

3打差を追って出た最終日は、1番で右ラフから第2打を2.5mに寄せてバーディ発進した。ここでの2打差が、この日最もトップに近づいた瞬間だった。540ydの9番(パー5)では1m強のイーグルチャンスにつけながら、これを決めきれず。優勝した内藤寛太郎とは5打差、通算20アンダーの2位で4日間を終えた。

2026年 ANAオープンゴルフトーナメント 最終日 佐藤大平
4バーディ、ボギーなしの「68」と伸ばしたが…

ツアー通算2勝目には届かなかったものの、この1週間で得られたものは決して小さくない。3戦連続の予選落ちで迎えた本大会。悩みの種であるショットはいまだにきっかけをつかめていないというが、マネジメントとショートゲームを軸に、4日間60台で回る粘りのゴルフを展開した。

何より大きかったのが、単独2位で「315pt」を加算できたこと。計898.472ptとし、年間ポイントランキングは17位から10位まで浮上した。日本開催のPGAツアー「ベイカレントクラシック Presented by レクサス」(10月8日~/神奈川・横浜CC)の出場権が視界に入ってきたことを伝え聞くと、「確かに!ちょっと鳥肌が立った。マジか」と目を輝かせた。

2026年 ANAオープンゴルフトーナメント 最終日 佐藤大平
ショットが本調子ではない中での2位には価値がある

予選落ちが続き、諦めかけていた目標の舞台。その切符は、次週24日からの「リシャール・ミル チャリティトーナメント」(石川・朱鷺の台CC)終了時点で、出場資格を持つ杉浦悠太、岩田寛を除くポイントランク上位6人に与えられる。ボーダーラインの6位までは約65pt差と十分に射程圏だ。

「近い。頑張っちゃう」と、その気になった33歳は力を込める。今季ベストフィニッシュを弾みに、憧れの舞台への扉を開く。(北海道北広島市/中村文香)

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