イーグル率トップの小平智 「完璧」ショットの14個目◎から首位快走
◇国内男子◇リシャール・ミル チャリティトーナメント 2日目(25日)◇朱鷺の台CC眉丈台C(石川)◇6838yd(パー70)◇晴れ(観衆1663人)
今季14個目のイーグルにも小平智の反応は淡々としていた。「めちゃめちゃ取ってますね。あんまり意識してないんですけど」。リアクションは薄めだが、出だし10番で飛び出した会心のショットインイーグルは、首位を守る一日のこれ以上ない幕開けになった。
残り129ydからPWで放った2打目がピン手前2mに落ち、そのままカップへ消えた。「ショットは完璧だったので、バーディを取れたらいいなと思っていたんですけど、まさか入るとは」。その後もスコアを伸ばし、最終9番で2mを沈めてバーディ締め。ボギーなしの1イーグル、4バーディ「64」で2日目を終えた。
前週までのイーグル率は「3.154」でツアートップ。約3ラウンドに1個のペースは、同35位の「10.833」だった昨季を大きく上回る。この日のイーグルもそんな流れを汲むものか…と思い理由を尋ねても、「セカンドが入るのに要因なんてないでしょ。取りたくても取れるものじゃないので」と笑ってかわした。
ただ、好調を支える積み重ねはある。今夏の米国合宿では、体力づくりに加えて打ち込みにも時間を割いた。「冬は結構、体力面がメインなんですけど、球打ちの方がメインだったかもしれない。自分の得意なのはドライバーとかアイアンなので、長所を伸ばすために取り組んでいました」
合宿では久常涼とも2度ほどラウンドし、米ツアーで活躍する後輩のプレーを間近で見た。「自分はもう少しここが足りないとか、ここはまだできるなとか、そういうのを見て刺激をもらっています。誰からでも吸収できるものは吸収したい」。今月11日に37歳になった今も、向上心は尽きない。
2018年「RBCヘリテージ」での優勝を機に本格参戦した米ツアーへの思いも変わらない。昨年は突破できなかった2次予選会に今年も挑む。
2日続けて「64」を並べ、通算12アンダーで2位に3打差をつけた。「夏の合宿をしてからすごく状態はいい。自分に期待している感じなんですけど、なかなかかみ合わなかった。今やっと、自分の調子と成績がかみ合ってきた」。7年ぶりの復活優勝を飾った昨年の「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」に続く国内9勝目を、再チャレンジへの弾みにしたい。(石川県羽咋市/安平賢太郎)