2026年 リシャール・ミル チャリティトーナメント

PGAツアーを知る“同志”と優勝争い 小平智は首位陥落も「最後に1番になればいい」

2026年 リシャール・ミル チャリティトーナメント 3日目 小平智
小平智が通算9勝目へ2打差を追う

◇国内男子◇リシャール・ミル チャリティトーナメント 3日目(26日)◇朱鷺の台CC眉丈台C(石川)◇6838yd(パー70)◇曇り(観衆2130人)

単独首位から出た小平智は、2位後退も優勝争いに踏みとどまった。「3日間、変わらずゴルフができているというのは大きい。安定してできているので、日に日に自信になっている」。5バーディ、1ボギーの「66」で回り、3日間続く安定したプレーに手応えを口にした。

前半3、4番で2連続バーディを先行した。3日間で最も難度の高かった7番では、2打目をグリーン右のバンカーに入れて唯一のボギーを喫した。それでも、ティショットを左に曲げた後の2打目がグリーンを大きくオーバーした15番では、カップのふちをかすめる見事なアプローチでナイスパーを拾った。

2026年 リシャール・ミル チャリティトーナメント 3日目 小平智
スコアを伸ばして優勝争いに踏みとどまった

今季は決勝ラウンドで失速する傾向があった。予選ラウンド2日間の平均ストロークは「68.364」で部門別1位。一方で、第3ラウンドは「70.700」で70位、最終ラウンドは「69.667」で49位と週末に伸ばせずにいた。それだけにムービングデーでしっかり伸ばせた意味は小さくない。「調子は悪くない。7番以外はボギーも打ってないし、いいパーも結構獲れていた」とうなずいた。

この日は同じ最終組の大西魁斗が10バーディを量産した。「魁斗を見ていて気持ち良かったですし、自分もああいうふうに波に乗れたらと思いながらやっていた」。続けて、「きょうは(自分は)そういう日じゃなさそうだったので、我慢して、我慢してきました」と派手に伸ばす相手を横目に、食らいつくゴルフを貫いた。

2026年 リシャール・ミル チャリティトーナメント 3日目 小平智
後輩に刺激をもらった

2018年からPGAツアーに本格参戦していた小平にとっては、同じ苦しみからはい上がろうとしている“同志”でもある。大西は24年に米下部コーンフェリーツアーで優勝して昇格を果たすも、思うような結果を出せず、日本で立て直しを図っているところ。連日のビッグスコアで首位に立つプレーぶりを「去年は結構苦しそうな試合が多かった。そのつらさは分かる。復調してゴルフができているのは自分もうれしい」と素直に喜ぶ。

とはいえ、目の前に訪れたチャンスを譲るつもりはない。「きょうの魁斗みたいなこともあると思うので、何が起きるか分からない。自分の中ではそんなに大きな差があるとは感じていない。あしたはガンガン行って、最後に1番になれればいい」。後輩から刺激を受けながら、2打差からの逆転優勝へ反撃のアクセルを踏み込む。(石川県羽咋市/安平賢太郎)

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