驚異の飛ばし屋アマチュア松山茉生が兄・怜生と初のツアー同時出場
◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 事前(28日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71)
約350ydの飛距離を誇るアマチュア、松山茉生(まお、福井工大福井高3年)が同じくアマチュアで3歳上の兄・怜生(れお、福井工大3年)と初めて兄弟でツアー出場する。兄が26日のマンデー予選(主催者推薦選考会)を突破した。2人はこの日、コースで最終調整を行い「うれしいです」と“競演”を喜んだ。
茉生は2024年の本大会でツアーデビューし、今回が出場10試合目。同年「日本アマ」で15歳344日の最年少優勝を果たし、昨年から日本ゴルフ協会(JGA)のナショナルチーム入り。海外でも経験を積み、来季ツアーからのプロデビューに向けて12月1日からサードQTを控える。本大会では例年3日目に行われるドライビングコンテストでプロを押しのけ、2連覇を達成した。
「今まではフワフワした感じが残っていたけど、だいぶ慣れてきました。誰よりもいい経験をさせてもらってきたと思う。いつも初日が本当にダメなので、そこでいいゴルフをして優勝争いしたいです」と抱負を語った。
一方の兄・怜生はツアー出場が23年「マイナビABCチャンピオンシップ」以来2度目。大学1年夏からショットのイップスに苦しみ、今春ようやく症状を克服した。「3年前とはゴルフに向き合う思いが違います。つらさとかいろいろ経験してきたので」。大学4年になる来年のプロ転向を見据える。ドライバーの飛距離では「弟に平均20ydおいて行かれる」と苦笑いする兄は「今週はまず4日間戦えるように」と予選通過を目標に置く。
兄のツアーデビュー戦は弟が、弟のツアー出場では兄がキャディを務めてきた。キャリアでは茉生の後を追う怜生は「悔しさは少しあったけど、家族ですし、弟の活躍は段違いにうれしい」。違う道を歩んできた兄弟が同じ大会でベストを尽くし合う。(愛知県みよし市/加藤裕一)