池田先輩のゲキで “無休宣言” 年間王者レースを引っ張る細野勇策が考えていること
◇国内男子◇バンテリン東海クラシック 最終日(1日)◇三好CC西コース(愛知)◇7300yd(パー71)◇曇り(観衆4192人)
年間ポイントランキング1位の細野勇策が16位から出て5バーディ、2ボギー「68」で回り、通算6アンダー4位でフィニッシュした。ランク2位藤本佳則が15位で終え、ポイント差は678.249ptから734.949ptに拡大した。
シーズン残り5戦で、優勝ポイントは5日開幕の「ACNチャンピオンシップ」が525pt、その後「三井住友VISA太平洋マスターズ」「ダンロップフェニックス」が550ptで、「ダンロップ―」終了時のランク1位なら、挑戦表明しているPGAツアー(米ツアー)予選会に最終(12月10―13日/フロリダ州TPCソーグラス)から挑戦できる。最終日の頑張りの要因がそこにある…と思うが、本人いわくそうでもない。
「もう2次(12月1―4日/フロリダ州ハンモックビーチ・ゴルフリゾート&スパ)にエントリーしていますし、最終から行けるならそれはそれでいいし。僕はアメリカでの試合経験も少ないし、2次から行けば、それはそれでいい経験になります」
8週連続出場を終えた。寝違えの影響もある首の不調、疲れもある。「どこかで休みを」と思っていた。しかし、この日に「休まず行きます」と、とりあえず米ツアーQTの影響を受けない「ダンロップ―」までの“無休”を宣言した。それはポイント加算を考えてではない。最終日を同組で回った池田勇太の“ゲキ”を受けてのものだ。
「勇太さんに“どんな休みに取り方をしてました?”と聞いたんです。そうしたら“俺がオマエぐらいの頃は日本、欧州、米ツアーとずっと休まずやってた”と…」。トッププロとして、国内ツアーを引っ張る立場として、身が引き締まった。
一方で、他のプロの助言もあった。細野が最終的に年間王者を獲得すれば、来季のDPワールドツアー(欧州ツアー)出場権も手に入る。米ツアー予選会の結果次第で、米下部コーンフェリーツアーなどとの選択を迫られることになる。欧米両ツアーを知る星野陸也に“取材”をして、いろんな事情を聞いた。「(選べるとなれば)コーンフェリーツアーの方がいいかな、と今のところは思ってますが…」と心境を明かした。しかし、その“うれしい悩み”を抱えるには結果を出すこと。「ショットはよくなってきましたし、パットがかみ合えば優勝争いに絡んでいける感じが出てきました」。結局のところ、目の前のことを全力でやっていくだけだ。(愛知県みよし市/加藤裕一)