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【GDOEYE】松山英樹がマスターズで残したモノ

国内男子ツアー第2戦「つるやオープンゴルフトーナメント」が21日(木)、兵庫県の山の原ゴルフクラブ 山の原コースで開幕。上位陣がスコアを伸ばすバーディ合戦の第1ラウンドで、アマチュアの浅地洋佑が「68」でまわり3アンダーの22位タイと好スタートを切った。

出だしの10番で第2打をピン横1.5メートルにつけてバーディ発進した浅地は、12番では2メートルを沈め、バーディ先行でラウンド。アイアンの調子はもう一つだったが「今日はティショットが良かった」と少ないチャンスを確実にものにし、今大会出場しているアマチュア4選手の中で、ベストスコアをマークした。

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現在、杉並学院高3年生の17歳は2週前の「マスターズ」で大きな刺激を受けた。日本人史上初のアマチュアとして出場し、決勝ラウンドに進出してローアマを獲得した松山英樹は、昨年の「アジア・アマチュア選手権」で優勝し夢舞台へのチケットを手に入れた。浅地はそのアジアアマで3位だった。

松山の快進撃に「すごいの一言です。悔しいというのは無かった」と心から賛辞を送る。それでもテレビ越しに「もしかしたら、自分があの舞台に立っていたのかもしれない…」という思いを抱いたのは当然だろう。そして「やっぱり石川先輩が出た時よりも、(マスターズを)もっと身近に感じることができた。同じアジアアマで戦った選手が、あれだけすごいプレーをしたんですから。きっと、みんなそうだと思います」と言う。日本全土を巻き込んだ“遼くんブーム”は、あまりに遠い世界の出来事のように感じていたのかもしれない。だが、今回の松山の活躍はその世界をよりイメージしやすいものにしたのだろう。

浅地は来春、高校卒業後にプロ転向する意思を持っているが、今年のアジアアマでマスターズの出場権を獲得すれば、プロ転向はマスターズ出場後という青写真も描いている。日本のジュニアゴルファーたちに、石川が夢を見させ、松山がその夢をより身近な目標へと変えさせた。2人が歩んだオーガスタへの道は、やはり大きな意味を持っている。(編集部・桂川洋一)

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2011年 つるやオープンゴルフトーナメント



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