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松山英樹が仙台で楽天戦の始球式に登場!

今季のメジャー第1戦「マスターズ」で日本人史上初めてローアマチュアに輝いた松山英樹が29日(金)、仙台市内の日本製紙クリネックススタジアム宮城で行われたプロ野球、楽天―オリックス戦の試合前セレモニーで始球式を務めた。

普段手にするクラブをグローブに持ち変えた松山の名前がコールされると、スタジアムは大歓声に包まれた。2万人の観衆に見守られながら、ジョン・ルース駐日米大使と、この日先発の田中将大投手が待つマウンドへ向かう。緊張の面持ちのまま勢いよく投げ込こんだボールは少し高めに浮いたが、力のある直球に、スタンドはもちろん、楽天ナインが陣取る三塁側のベンチ内から選手たちの驚きの声も上がった。

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野球経験は「遊び程度。ほぼやったことないです」という。それでも「緊張しました。なんかマウンドが(捕手まで)すごく近くに感じたけれど、すごくやりやすかったです」と持ち前の強心臓ぶりを発揮。本拠地に集結した地元ファンのボルテージを一気に上げた。

東日本大震災で被災した仙台にある東北福祉大2年生の松山は、「マスターズ」で日本人史上最年少の19歳2か月で予選を突破。27位タイの成績を収め、日本ゴルフ界の新たな歴史を切り開いた。その一方で、震災によりスタジアムの一部に損壊被害を受けた楽天は、プロ野球開幕から2週間半が経過したこの日、この試合が今季初のKスタ宮城でのゲームだった。

仙台にとって、東北地方にとって大切な一日に、大役を任された19歳。「大事な役割をもらって、すごく嬉しい気持ちです、宮城県代表としてできたことを嬉しく思います。山崎武司(内野手)さんに『頑張って』と言われました」と表情をほころばせた。

試合も楽天が3-1で白星を飾り、松山にとっても忘れられない一日となった。

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