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痛みに負けず…池田勇太が7位タイ発進!

神奈川県の戸塚カントリー倶楽部 西コースで開幕した国内男子ツアー第18戦「キヤノンオープン」。2年ぶりの大会制覇の期待がかかる池田勇太が「68」をマークして4アンダーの7位タイでスタートした。

井上信横田真一という大会王者たちとのラウンドとなった初日。池田は出だし3ホールでパーを並べたが、後半の爆発を予感させるようなショットのキレを見せた。今大会のキーポイントに掲げていたティショットできっちりとフェアウェイをとらえ、パーオンに成功。パットでチャンスを逃したが、4ホール目の13番(パー5)で2オンに成功し2パットでバーディを先行させた。

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そして15番をボギーとしてイーブンに戻してしまうが、折り返し後のアウトでエンジンがかかる。1番、3番でバーディを奪うと、7番(パー5)では残り256ヤードを3番ウッドでグリーン右サイドに2オンさせ、そこから10メートルを決めてイーグル。後半に4ストローク伸ばして単独首位のチャワリット・プラポール(タイ)に4打差と、上位発進に成功した。

大会開幕前から、両肩への痛みを不安視していた池田。初日は暖かな気候に恵まれたが、冷たい雨に打たれた前日プロアマ戦でのプレーによる“後遺症”も残っていた。それでも「だいぶ自分の調子とマネージメントが合ってきた」と手応え。「(18ホールの)スコアに対してのパット数(32)が、非常に多かった」とグリーン上での戦いへの課題を口にしたが、「100点には程遠いが、どん底の時よりははるかに良い状態。(それが)今日初めて実感できた」と頼もしい言葉も飛び出した。

「今週だけでなく、来週以降も続けて行けるように調整したい」。今季2勝目はもちろん、悲願の賞金王奪還を目指し、真摯に目の前のショットと向き合っていく。(神奈川県横浜市/桂川洋一)

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