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ブラント・スネデカー独占インタビュー(4)

~最近のツアー状況について~

Q: ツアーの若年化は年々進んでいます。あなたは全米アマチュアパブリックリンクスを優勝して、大学4年、ネイションワイド数年を経て今の位置にいます。大学をスキップもしくは中退してくる選手たちにアドバイスがあるとすれば?

「個人差はあると思う。俺の場合、大学3年を終えた時点でプロ転向できるだけの実力がなかった。アマチュアとして残されていた数年間、そしてプロになってからはネイションワイドでの数年が必要だった。中にはそのプロセスが短い選手もいる。大学や下部ツアーの一番良い点は、『プロ意識』を芽生えさせてくれること。実際コースに出てプレーして、練習することは誰もがやってきたことだし、慣れている。大事なのは、ゴルフ以外のこと。遠征、ホテル住まい、タイムマネジメント。大学でもある程度の責任感は持たされるけど、プロになった瞬間に誰もあれをやれ、これをやれとは言ってこない。全てがその選手次第なんだ。木曜日の初日を万全で迎えるために月曜日から水曜日の間何をしなければいけないのか?メディアとはどう接すればいいのか?ギャラリーは?練習ラウンドは?それまでやっていなかった小さいことが積み重なって、早くプロ転向しすぎた若者は苦労することが多いかな。プロゴルファーの世界は容赦ないよ。自分が成長するのを待ってくれないからね。だからアドバイスがあるとすれば、信頼できる人間の『チーム』を作っておくことだな。俺の場合は妻、キャディ、エージェント、そして家族が最高のサポートになってくれた。サポート体制がなければ、かなり厳しい道のりになるだろうね」

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Q:今年、PGAツアーを賑わせた「ベリーパター」「ロングパター」。あなたはずっとスタンダードのパターを使ってきて、ここ3年はパッティングのスタッツでツアー上位に入っている。この「中・長尺」ブームをどう見ている?

「そうだな…多分、何かあるんだと思う。俺は『パターはバッグの中で最も短いクラブであるべき』と信じてきた。厳密に言うと、ベリーパターは違法ではないけど、かなりグレーだし、ルールの抜け穴なんだと思う。だから、使っている選手をどうこう言うつもりはない。・・・でも、彼らは(中・長尺に)確実に救われている。実際に上手くなった選手を何人も見てきた。ただ、本来ゴルフがプレーされるべきスタイルとはかけ離れているのは事実。1メートルから1.5メートルくらいの距離で、『ロック(固定)して打つ』-これだけで入ってしまうから、微妙な距離で感じるプレッシャーは排除できているよね。俺自身、何本か遊び半分で試したみたけど、確かにフィーリングは良い。多くの選手がスイッチするのも無理はない。これはPGAツアー、USGAが何か手を打たない限り、もっと増えてくるだろう。きっと『何か』あるんだと思う。でなければ、PGAツアーの選手が40人、50人もこぞって変えないよね。実際に試合で使ってなくても、それで練習してリリースの感覚を思い出そうとしている選手も中にはいる。正しい使い方とコツさえ掴んでしまえば、かなり良いストロークになる」

Q:あなたはそのブームには乗らないのか?

「乗るかもよ。まだ分からない。家には何本かあって、実際に試してみた。でも今のパターのフィーリングは悪くないから、これまで入っていた距離のパットが入らなくなり始めたら絶対に検討はするだろうね」

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2011年 ブリヂストンオープンゴルフトーナメント



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