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武藤俊憲、作戦通りに5位タイへ浮上

国内男子ツアー「とおとうみ浜松オープン」の初日に3アンダー44位と少し出遅れていた武藤俊憲が、2日目も同じく3アンダーをマークし通算6アンダーの5位タイまで急浮上してきた。

7時40分にインからスタートした武藤は、10番でバーディを奪うが11番ではボギーをたたいてしまう。10番はフォローの風だった分、折り返してくる11番は強烈なアゲンストとなり、アイアンの距離感に戸惑ってしまった。しかし、ここで武藤は「この風はきっと午後になったらもっと吹くはず」と自分に言い聞かせ、序盤から攻めのゴルフに徹する覚悟を決めた。

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13番パー5でバーディを奪い、17番、18番と連続バーディ。このままスコアを伸ばしたいところだったが、後半に入ると武藤の予想よりも強風が訪れるのが早まってパーをセーブするのがやっとだった。

「(後半)2番のセカンドショットなんか、昨日はピッチングウェッジだったのに、今日は3番アイアンでやっとですよ。1日で7番手変えなくちゃならいなんて経験ないですよ」とぼやく。それでも武藤は「6アンダー、いい位置でしょ(笑)」と、午後にスタートする選手たちを遠めに見送った。

さらに武藤は「昨日の状況では、『飛んで、寄せて、入れて』というだけだし、自分は伸ばしあいよりも耐えるゴルフの中で少ないチャンスを活かすのが好きなので、明日からも風は大歓迎ですね。ゴルフの調子も先週からやっと良くなって楽しくなってきたので、あと2日間が本当に楽しみです」と、多くの選手が嫌う強風を味方につける戦法に出る。(静岡県浜松市/本橋英治)

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2012年 とおとうみ浜松オープン



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