藤田寛之のスイングをスーパースローで見る
2012年 〜全英への道〜ミズノオープン
期間:06/21〜06/24 場所:JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部(岡山)
藤田寛之はお疲れモードも23位で決勝へ
岡山県のJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部で開催中の国内男子ツアー「~全英への道~ミズノオープン」2日目。初日1オーバーの60位タイと出遅れていた藤田寛之は、5バーディ、1ボギーの「68」をマークして通算3アンダー、23位タイに順位を上げた。
前週の「全米オープン」で日本勢唯一の予選通過を果たした藤田は、今大会2日前の19日(火)に成田着の航空機で帰国。会場には翌20日(水)に入り、出場登録だけ済ませてコースを後にした。それゆえ、昨年までの蓄積があるとはいえ、この試合は直前の練習を行わない“ぶっつけ本番”。第一に体調を優先させてトーナメントに臨んでいる。
<< 下に続く >>
時差ぼけはいまだ治らず、今朝も午前3時に目が覚めた。この2日目は6番、12番でいずれも15メートルのバーディパットを沈めるなどギャラリーを沸かせたが「だいぶ体が重いし、スイングのフィーリングもなんとなく違う。なにしろ集中力が“マックス”までいかない」。ラウンド中には同組の片山晋呉と話をしながら、今後のスケジュール作りについての思案もしている。
次週は日本代表の一員として、日韓対抗戦「ミリオンヤードカップ」(6月29日~7月1日、長崎・パサージュ琴海アイランドGC)に出場。「団体戦なので、体調を崩すわけにはいかない」と、自らを奮い立たせようと必死だ。
今大会は上位4選手に「全英オープン」出場権が付与されるが、開幕戦から今大会終了時までの賞金ランク上位2位の選手も、そのチケットを獲得する。藤田はランキングトップを走っており、メジャー第3戦の出場も確定的な状況。強行日程、長距離移動とも戦う日々はまだ続く。(岡山県笠岡市/桂川洋一)