同期の浅地洋佑と競うようにアプローチ練習に励む川村昌弘（写真左）

今季の開幕戦「東建ホームメイトカップ」で26位タイに入ると、2戦目の「つるやオープンゴルフトーナメント」では3位タイと鮮烈なプロデビューを果たした川村昌弘。6月の「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」でも5位タイに入る活躍を見せたが、その後は2試合で予選落ちになるなど少し調子を落としてしまった。

「いい流れでスタートできたんですけど、中だるみというか、疲れはないんですけど・・・」と歯切れの悪い川村。しかし、今週は地元三重県での開催とあって、練習にも身が入るという。四日市市出身の川村は、開幕戦の東建多度カントリー倶楽部・名古屋もそうだったが、今週開催される「トーシンゴルフトーナメント」の涼仙ゴルフ倶楽部も自宅から通うという。

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「このコースは中学生のころからラウンドさせてもらっていましたし、好きなコースです。やっぱり家から通えるし気持ちも落ち着きます」と話す。プロの中には自宅から通える範囲でも、自宅だと試合モードに入りにくい、落ち着きすぎてしまうなどを理由に、普段通り最寄りのホテルに滞在する選手も多い。しかし、19歳の川村は自宅通いがうれしいと話す。

シーズン中盤以降トップ10以内に入れていないことに「まずは今週です」と気を引き締める。「もう一度、自分の中でのビッグウェーブを起こしたいですね。もちろん優勝できたら最高ですが、何度も優勝争いにからみたいです」という川村は、シーズン後半に向けて今週転機を迎えるか。（三重県いなべ市／本橋英治）