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プレジデンツ杯・副将の丸山茂樹が好発進

国内男子ツアーの「キヤノンオープン」が4日(木)、神奈川県の戸塚カントリー倶楽部 西コースで開幕。池田勇太佐藤祐樹の2人がトップタイでスタートを切る中、丸山茂樹が初日4アンダーの4位タイで滑り出した。

2013年の「プレジデンツカップ」で世界選抜チームの副キャプテン(キャプテン・アシスタント)を務めることが発表されたのが日本時間3日(水)。その翌日、丸山がその名誉に応えるようなプレーを見せた。出だしのアウトを1バーディ、1ボギーで折り返すと後半11番で7メートルのバーディパットを沈める。さらに13番(パー5)ではフェアウェイから残り250ヤードの第2打をグリーンサイドのエッジまで運び、パターで6.5メートルを沈めてイーグルを奪取。続く14番(パー3)では5番アイアンでピン右3メートルにつけてバーディを決めた。「そこからは、“あっぷ、あっぷ”のゴルフ。拾いまくり」と息をついたが、「68」は今季の自己ベストタイスコア。首位に2打差の好発進に変わりは無い。

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それでも、ホールアウト後のスマイルは全盛期のものとは違う。左手親指の故障に始まり、コースでは緊張感のあふれる場面でティショットへの不安が頭をよぎる。「自分ではどうしていいか分からない。プライベートでも練習ラウンドでも、他の人に『何が悪いか分からない』と言われる」。世界選抜のキャプテン、ニック・プライス(ジンバブエ)から、アジア勢初の副将の指名を受けたことにも「選手で出てやるぜ!と言いたいところだけど、今はそうは言えない。そういうところで注目され、責任も感じるな、という思いもあるけれど・・・」と苦しい胸のうちを明かす。

「今は自分を追い込むことの無いように、ちょっとゆったり様子を見ながら、時間をかけて立ち直れたらと思います」。姿勢は慎重。「僕の中では今日の一日を褒めてあげたいくらい。明日がキーポイント」と上位発進にも、優勝争いへの展望、意欲を語ることは最後まで無かった。(神奈川県横浜市/桂川洋一)

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